朝雲新聞によれば、米陸軍のHIMARSは海に向けて放っただけという。北朝鮮かよ!
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Leo Shane III 記者による記事「Congress is giving the officer promotion system a massive overhaul」。
このAI時代に米軍の人事機構改革がちっとも進まないのにシビレを切らした連邦議会が、斬新な制度を法令として押し付けることになった。
メシの数ではなく、能力次第で高速昇進させる。
「アップ・オア・アウト」=昇進せぬなら馘=の規則をなくする。
民間人ながら軍がことのほか要求するスキルを持っている人材は、最高で「O-6」……すなわち大佐の初任階級でもって軍へ迎え入れる。
今後の米軍人事では、「実役停年名簿」は無視する。将校が、ある階級になってまだわずか1年くらいしか経っておらずとも、有能であるならばドシドシ進級させてしまう。有能な人材の昇格を何年も待たせない。
これらの準則は予算法とともに近々連邦下院で法令化されるので、四軍はこれを厭でも実施しなくてはならない。
ただし四軍間には温度差がある。諸手を挙げて賛成しているのが海軍。内心で大反対なのが海兵隊。
爾後は、余人を以て替え難いスキルを持つ将校は、昇進をしないで20年から40年も同じ階級・同じポストにとどまっていてくれても構わない。従来は、米軍将校は数年ごとに昇進をし続ける義務があり、昇進選考失敗=ただちに馘、だった。
※40年というのは少尉の場合である。万年少尉! 戦前だったら相当ヤバイ事故歴のある奴でも中尉にまではしてもらえたはずだ。三船敏郎の万年上等兵復員と同じくらいにインパクトがある話じゃろう。
「アップ・オア・アウト」は原則維持させるが、その例外をもっと増やそうというのである。
見習士官の全員が、末は海軍作戦部長(軍令部総長)か陸軍参謀総長を目指さなければならないなんて、おかしいのだ。
前の国防長官、アシュトン・カーターはこう言っていた。ある日、フェイスブックのCEOであるザッカーバーグ氏を米軍に迎え入れたいと思ったとする。現行のシステムでは、軍は彼に初任で「O-2」、すなわち中尉の階級しか付与することができない。そんな馬鹿な話があるか。
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Sergey Sukhankin 記者による2018-7-26記事「Russia to Use Irregular Forces Against ‘Hybrid Threats’: The Case of Kaliningrad」。
ロシア人のハイブリッド戦術とは、隣国政体を転覆させるのに、ロシアの正規軍を攻め込ますと同時に、隣国内に扶植しておいた味方の非正規兵力〔完全に違法〕を要所で蹶起させる。そったく同時の奇襲術。
そしてインフラと通信手段をおさえることで他国領土を恒久占領する。
あるロシア人による整理。
非正規軍は、使える。
ひとつには、住民の蜂起を鎮圧し無力化するのに使える。
またひとつには、テログループとわたりあうのに使える。
またひとつには、非常事態下での治安維持に使える。
わが方のインフラ警備に使える。
原発や工場等の産業系大事故の被害拡大抑制にもそれを投入できる。
それを「新しいコサック」と呼んでもいい。
※ロシア流の自警団。
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ストラテジーペイジの2018-7-26記事。
露軍は『イワン・グレン』級の揚陸艦を建造中。1番艦がようやく就役した。
この『グレン』型は、4100トンで未だ現役の古い『ロプチャ』型LSTを更新するものである。
1番艦は2012に進水した。
ただ、2016年の公試運転で問題が見つかり、改修を続けていた。
2番艦は2019就役予定。
1番艦の調子がよければ計4艦が建造される計画であったが、もはや3番艦の目は無い。
『グレン』型は、全長120m、排水量6500トン。戦車13両または歩兵戦闘車36両と、歩兵300人を運送できる。
時速30kmで巡航すると6500kmの航続距離。
洋上には30日間、無補給でとどまれる。
1番艦のコストは2億ドル。これには改修費用も含まれる。