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 ELLEN KNICKMEYER 記者による2018-8-19記事「US says conserving oil is no longer an economic imperative」。
   トランプ政権は、自動車の燃費についてもう五月蝿いことは言わぬことに決めた。
 なぜなら天然ガスのフラッキング採掘がどんどんできるようになって、輸入エネギーへの依存率が激下がり。シェール・オイルという巨大予備タンクも自国内に確保されているのだから、もはやエネルギー安保を気にして節約する必要など、ないのである。
 地下深くで水平方向へドリルを掘り進ませることができるようになったことも、価格を下げている。
 2008年夏の原油価格は1バレル147ドルだった。今は65ドルだ。
 しかし批判者いわく。でかいデブが、食料品が値下がりしたからといって、ドカ喰いを再開するようなものじゃないか。
 ※これは面白い。ドイツの自動車メーカーのディーゼル部門は、規制が緩められた米国内に製造プラントも研究所もぜんぶ移転してしまうことができるだろう。そうやって投資と雇用を増やすことを狙っているのだとしたらトランプさんも凄いもんだが、たぶんは、そこまでの深慮遠謀は…………?
 次。
 Kyle Mizokami 記者による2018-8-16記事「Is Russia’s Mysterious New Satellite a Space Weapon?」。
    ロシアの人工衛星に近づいて状態を視認するための衛星だ――とロシアが称しているもの。怪しい。
 それは2017-6-23にプレセツク・コスモドロンから打ち上げられた。ロシア国営メディアによれば「コスモス2519」である。
 それは親衛星で、中から子衛星をたくさん放出した。それらの機能はさまざまだという。
 前に打ち上げている衛星に不具合が生じたとき、どこがどのように故障したのかを知りたい。そのためには、査察写真衛星を近寄せて外見を撮影させて画像を地上に電送する方法がある。
 ところで、そのようにしてすぐ近くからカメラの照準を合わせられるということは、そのミニ衛星にカメラの他にレーザー銃やマイクロ波銃などを搭載させておいたら、ついでに対象を破壊もしてしまえるわけである。
 その査察衛星を外国衛星に近寄せれば、そのままASATとなるのだ。
 外国は、他国が打ち上げた査察衛星がASATなのかどうか、平時に判別する方法は無い。
 ※まさに宇宙のグレーゾーン狙い。平時から親衛星を多数周回させておき、有事に一斉に子衛星を放出して通信も偵察もできなくしてしまう。
 ロシアは「ヌドル」という地対宇宙の衛星攻撃兵器を持っている。しかしこれは敵衛星が基地の直上を通過してくれるときにしか使えない。
 ワシントンフリービーコンによれば、露軍はさらに2つのASATを製造中だ。ひとつは「ルドルフ」と呼ばれ、もうひとつは「ティラダ2S」という。また、中共もさまざまなASATを研究中である。
 ※ロシアの技術のうち「フカシ」の部分と「リアル」の部分を嗅ぎ分けねばならない。水中核ミサイルとかマッハ20のハイパーソニックとかは「フカシ」である(前者は計画すらなく、後者は実用段階に達していない)。メディアには宣伝をさせていない分野が、じつは恐ろしいのだ。一例が、彼らが戦前から得意な冶金分野に最新のナノテクを結合させているサーモバリック弾頭。80年代から孜々として研究と改良が継続されていて、その実験はかつてはアフガン、チェチェンにおいてなされ、今はアサド軍にシリアでさせている。北鮮は伝統的にこのアサド政権と武器技術の交流をしてきた。シリア経由でサーモバリックの見本は北鮮へも渡されている。もしサーモバリックがテロの道具に本格的に応用されれば、今の警察の対応はぜんぶ無効になってしまう。詳しくは最新刊『日本転覆テロの怖すぎる手口』を読もう!