DARPAはどうやって天下りを排除しているのか? 経産省の軍民共用技術育成課はそこを調べたらよい。

 Erin Winick 記者による2018-9-18記事「World’s first hydrogen-powered trains are now running in Germany」。
    ドイツの旧ディーゼル線区を、このたび、フランスのアルストム社製の燃料電池機関車が2両、走ることになった。
 最高速度140km/時。陸マイルにして600マイルの航続力。運行区間は62マイルなので、無補給で4往復半できることになる。
 この燃料電池は、水素と酸素を結合させて電力を取り出し、電気モーターを回す。排出されるのは、水蒸気と水だけだ。
 ドイツは2021年までにこの機関車をさらに14両、買うつもり。フランス国内でも2022年から走り出すだろう。
 ※燃料電池を一般の乗用車やトラックで普及させるのはロジスティクス上の不都合がある。しかし鉄道なら、ほぼ無問題。ブラックアウトを体験したJR北海道こそ、これを研究すべきではないのか?
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 Connor S. McLemore and Eric Jimenez 記者による2018-9-18記事「Who is the Admiral Rickover of Naval Artificial Intelligence?」。
    ハイマン・リッコーバーいわく。良い思いつきが自動的に実現されることなんてない。勇気のある堅忍不抜の努力がそれを実用化しなければならないのだ。
 リッコーバーは8年の努力で原子力潜水艦を実現させた。すなわち1947から1955にかけ。
 米海軍の偉大なレコード。原潜用の核エンジンは、これまで運転炉数と運転年数の積が6200(炉年)に達している。なのにただの一度も放射能漏れ事故を起こしてない。