電車で…あおり運転。

 ストラテジーペイジの2018-11-13記事。
   10月20日、北鮮政府が電動自転車の禁止を発令〔誰も守らないだろうが〕。
 日が短くなり、外気が寒くなってきたのと、人々が一斉に自転車のバッテリーに充電するおかげで、ますます停電が頻発するためだという。
  ※災害に強い分散型グリッドの先進国は北鮮かもしれない。とつぜん停電しても、市民が日常的・習慣的に自転車用のバッテリーに充電しているから、とりあえずそこから電力を取り出せば、2晩ぐらいはスマホの充電にも事欠かないわけだ。また北鮮大都市では、個人世帯が窓際の小型ソーラーパネルで電力製造しているようだ。ひるま発電したその電力は、どこかに貯蔵をしておかなければ、夜の停電時に役立たない。それもあってシナ製電気自転車のバッテリー(リチウム充電池)が普及したのではないか。これは、私人から電力会社への強制売電を前提とした日本の腐敗した「政商スキーム」などとは異なり、真に健全で安全な分散型リサイクル・エネルギーの社会実験だろう。ふだん電力が安定しない社会だからこそ、この「進化」があった。ダーウィン偉い。
 2018年のロシアの人口動態。100人が誕生すれば、120人が死ぬというレートだった。この時点までで。
 出生者数は、前年(2017年)同期より4%少ない。逆に死者数は、前年同期より2%多い。
 特に極東部では医療水準が低下している。老人に対するインフルエンザ注射は抑制されている。数に限りある輸入ワクチンは若い世代用に回されている。シベリアでは病院そのものが減りつつある。
 ソ連時代にあった、シベリア入殖者への奨励褒賞金の制度がなくなっていることもあり、逆にシベリアからの人口流出が止まらない。
 医療のプロたちはロシア国外に職を求めて出て行く。
 1991から比較すると、シベリア内陸部で人口は20%減った。極東太平洋岸では30%減った。増える無医村が、人口逃亡に拍車をかけている。
 無医村地方の老人は、いまさら行き場は無い。そして、若い世代が村を捨てて出て行ったので、もはや誰も面倒をみてくれない。いまやシベリア全体が、姥捨山。
 2014年以降、自家製ウォッカ密造が流行中。これも住民の寿命を縮めている。
 加工業者の紀律崩壊で、食品衛生も揺らいでいる。
 げんざい、ロシア国民に占めるスラブ人の率は77%である。
 ロシア国内では、非スラブ系の住民もまた、少子化傾向に突入した。
  ※ロシアがイスラム化するという予言は外れたわけだ。
 グルジアでは2002から2014の間に人口が15%減った。
 職がないので皆、国外逃亡したのだ。
 中央アジア各国にて、職がないので原住民の労働者は皆国外へ出てしまい、人口減の趨勢にある。その真空を、中国人のおびただしいインフラ建設労務者が埋める。彼らはインフラが完成した後はそこに住み着くつもり満々である。