人手不足はおそろしい。

 10月に台風が襲来した浜松市では、吹き飛んだ屋根瓦の修理工事が年内にできないお宅がまだたくさんあるのだという。
 また過日の札幌ガス爆発事故では、巻き添え被害をくらって割れたマンションの窓サッシを全取替えする必要があるのに、年内には工事は無理だという。この人たちは外窓に仮に戸板を打ちつけて風雪を塞ぎ、避難所で越年するしかないという。
 人手不足が災害を長引かせる――。こんな時代がやって来た。
 「臨時修繕業」という新商売が流行るのかもしれない。完全な復旧工事ではなくて、当座を凌ぐだけの緊急の補修だけ、とりあえず即日にしてくれる、というね。
 また先進国軍隊では、「修理の早い装備」が、設計段階から、あるいは調達計画段階から、優先的に考慮されないといけないだろう。
 スーパーツカノはAHよりも簡単に修理できる。稼働率は後進国においても8割弱をキープ。
 これなら津波も火山噴火も怖くはない。
 人手不足時代には、新たに確保できる人材の「質と量」とが両立しない。それはどんな優良組織だろうと、同様に起きてしまう現象なのだ。
 陸自の幹部も曹士も、「優秀者」の比率は低下するだろう。では、その数にかぎりがある稀少な優秀者を、隊内のどこへ集中的に充当してやるのが、日本国として一番有利で合理的なのか。
 石垣島から尖閣まで届きもせぬ砲兵隊か? 九州から石垣島へ自力飛行展開すらできないAH隊か? フィリピン軍やインドネシア軍と共同作戦できないAHか? 友軍マリンコにCASを提供できないAHか? 洋上に長時間滞空して無人機スウォームを固定MGでバタバタと撃墜することの無理なAHか?
 「万能固定翼軽攻撃機」部隊に回すのが、最適解じゃないのか?
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 ストラテジーペイジの2018-12-17記事。
  中共では大学新卒者世代が真のコミュニズムを復興させようとしている。
 中共では労組が禁止されてきた。それを当局に逆らって創ろうじゃないかというのだ。
 あまりにもシナ人の労働者たちは搾取されていて悲惨であるので。
 毛沢東は労組の英雄ではなかった。が、学生たちは、毛沢東主義を標榜することで、当局の弾圧を撥ね返そうと考えている。
 ついに共産主義者が育ってしまったのだ。現代資本主義中国の中に。
 1989-6-4の天安門では公式には学生300人ほどが殺されたことになっているが、一時、中共の赤十字が2700人死んでいると速報。それはすぐに撤回させられた。
 事件のあいだ、天安門広場からは救急車は遠ざけられていた。無理に進入した救急隊員のうち、すばやく離脱できなかった者は、学生と一緒に殺された。
 英国と米国は、天安門では民衆1万人以上が殺され、4万人が負傷したと見積もっている。
 これは2014年に英国の外交官が中共の高官から聞き出した数値で、中共指導部の間では、天安門では最低1万人殺したというのが常識になっていたのであった。
 しかしいったいどうやってそれだけの死体を隠せたのだろうか?
 天安門広場の地下には、容量十分な下水設備がある。ところどころの石畳をめくると、下水に汚物を落とし込むことができる。1万人の死体は、焼かれ、小さく分割された上で、投下口から下水に流されたのである。
 広場を包囲した軍警は、広場結界内の全員を殺すように命令されていた。最初の一斉銃撃の後、デモを解散して帰宅すれば逮捕はしないと騙し、群集をおとなしくさせた上で、適宜に殺し易いところへ誘導して始末した。
 北京には1990年まで戒厳令が敷かれ、その間に死体は処理され、デモに参加しながら現場から逃れた学生もことごとく探し出されて逮捕された。
  ※焚書坑儒の「坑」は「あなうめ」と訓ずる。民族の伝統は、あまり変わらないのだ。それと、シナ人は来世を信じない。だから「1万人の幽霊が出る」などと天安門で騒ぐインスタ写真も流行らない。
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 Jordyn Dahl 記者による2018-12-17記事「Why China’s electric-car industry is leaving Detroit, Japan, and Germany in the dust」。
   内燃機関自動車のナンバープレートは上海ではオークション制となっており、1枚1万4000ドル。中国産の自動車本体価格よりもかかる。
 電気自動車ならば、ナンバープレート代金は、かからない。
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 Ramesh Thakur 記者による2018-12-17記事「Towards a Multilateral Arrangement for Controlling Nuclear Weapons」。
      INFから脱退することにより、米国は、グァム島、日本、韓国、北オーストラリアに、中共本土に届く地上発射型巡航ミサイルを置くことができる。
  ※北豪からは届かない。また、スピードが遅い巡航ミサイルにする合理性もない。中共工作班に抱きこまれた世論扇動記事のサンプルか?