ネイルアーティストはネイルパターンデザイナーに転職するしかないのか

 年末にプリンター用のインクを求めて大型電気店に立ち寄った人はきっと、《3Dネイルプリンターの紙模型》を見て感慨があったのではないか。
 爪に筆で描くのではなく、パターン見本から選択して、それを機械で印刷させたらいいじゃん――。この発想、来るべきものが来たと思わせた。
 間もなくして、ネイルアーティストの多くは転職を余儀なくされるのだろうか?
 では、その次に来るモノは何か?
 コスメティック全般の機械化(ひとつの3Dプリンター機械に多機能を盛り込む)だろう。
 そんなものが各家庭に1基~数基、置かれる日は遠くなかろう。
 顔面の立体表面全体に極微細にスプレー塗装してくれる機械が開発されるだろう。
 これは、「顔認証ソフト」を欺けるテクノロジーにもなるので、国家安全保障上、注目をしなくてはいけない。
 ネイル3Dプリンターができるのならば、「指紋3Dプリンター」だってすぐにできてしまう理屈なのだから。
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 Joseph Trevithick 記者による2018-12-31記事「China’s NYC-Sized ‘Earthquake Warning System’ Array Sounds More Like A Way To Talk To Submarines」。
    中共が巨大なELF(極超長波)=深海向けの無線送信所を建設した。
  また、「地震予知研究」を標榜しつつ、無線信号の収集と解析の拠点を全土に配列している。
 これらの建設は2006スタートの第11次五ヵ年計画で策定されており、10年以上かけて全備。
 これらのシステムは中支のどこか〔武漢市あたり?〕のセンターで統轄されている。
 ELF電波は地中にも達するので、石油探査に必死の中共がそれを使おうとしても不思議はない。が、添付の地図からして内陸方面に手薄なのはありありとしているので、石油以外の目的であるのは自明。
 16世紀の明朝の頃、83万人もが死んだ大地震があった。この再現を彼らは恐れねばならない。
 地下のマスの動きを探知することで地震予知したいのだとしたら、都市部をカバーしている理由は説明される。
 ELF電波は深度数百フィートの海中に到達する。
 VLF(超長波)だと深度100フィートまでしか到達してくれない。
 潜水艦が深度を保ったまま無線信号を受信できることは、被探知の確率を減らすので、重要である。
 ELF設備をかつて建設したのは、他には、米・露・印あるのみである。
 ELFは単位時間あたりに送れる情報量が非常に少ないため、長文命令だと非実用的。「受信機を露頂せしめて、詳細命令を受信せよ」といった符牒のメッセージを届けるぐらいが、せいぜいであるといわれる。
 米国は2004年にELF送信所を閉鎖してしまった。そしてVLFと衛星に軸を移している。VLFは地上基地からも、また、海軍が16機有する、E-6B「マーキュリー」からも送信可能。
 中共は2009年にSLF(スーパー長波)の送信所を作って海中の潜水艦に信号を送る実験を済ませている。
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 ERIC TALMADGE 記者による2019-1-1記事「Four big takeaways from Kim Jong Un’s New Year’s speech」。
   三代目が年始の30分テレビ演説。
 内容の三分の二は経済の話だった。
 ※北鮮は使える燃料が尽きているためにコーストガードも海軍艦艇も動かせない状態。そこで三代目は韓国のコーストガードと海軍艦艇に援助を求めた。北鮮のボロ漁船を片道燃料で日本のEEZまで不法出漁させ、帰りの面倒はぜんぶ韓国に見させる。日本のEEZを侵略するためなら韓国は全面協力する。漁船は非武装なので「救難」の大義名分が可能だ。これは新しい「グレーゾーン侵略」である。イージス艦の定数を減らし、海保に予算を回さなければ、すべては手遅れになるだろう。