蓄電池は原発よりも頼りになる。

 韓国が公式に日本の敵に回った以上、わが国の原発推進路線も公式に終了したと考えるべきだろう。
 原発よりも頼りになるのは、蓄電池だ。
 風力よりも頼りになるのは、蓄電池だ。
 ソーラーよりも頼りになるのも、蓄電池である。
 全工場、全事業所、全家庭に、「分散型の蓄電池」が普及すると、深夜電力を蓄めておいて昼に消費することができるので、発電所のピーク需要が劇的に減る。
 韓国軍からの巡航ミサイル攻撃で日本じゅうのパワー・グリッドを破壊されて、全国規模でブラックアウトが頻発しても、分散型蓄電池の用意がある家庭では、とりあえず困らない。
 蓄電池は人命を救うのだ。
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 JON GAMBRELL 記者による2019-1-26記事「Military base in Saudi Arabia appears to be testing ballistic missiles, experts and images suggest」。
    サウジアラビアの奥地の軍事基地で、サウジアラビア製の弾道弾の発射試験が行なわれようとしている。衛星写真でバレた。製造現場もその近くにあると疑われる。イランはずっと前からサウジのBM開発疑惑を訴えていた。
 一研究者いわく。弾道弾に大投資して開発させている国は、しばしば、核弾頭も同時に開発させているものである。
 サウジの首都リヤドから西へ145マイルのところに、アルダウァドゥミという町がある。11月13日撮影の、この近くの基地の衛星写真を、WP紙が報道した。
 ジェーンDW誌は2013年にこの基地の存在を世に知らしめた。過去に中国から買った弾道ミサイルをイスラエルとイランに向けて発射するためのランチパッドが2つ、できている、と。
 WP紙の写真は、この施設が、弾道弾を組み立てて、液燃注入ができるだけの規模を有することを示している。
 ロケットモーターの地上噴射試験用の設備も基地の隅にあるのが分かる。
 これらの技術は中共から流されたと疑うのが自然だ。
 サウジアラビアも、中共も、MTCRには署名していない。長距離ロケット技術の拡散を禁ずる多国間の枠組み。
 イランの空軍は無いも同然であり、他方でサウジは近代空軍の一セットを持っている。ならばサウジは何を苦しんでこの上、弾道ミサイルを保有する必要があるのか?
 一専門家いわく。サウジ空軍は機材だけは一流だがパイロットは三流なので、米国から後方支援されない限り、その空軍は機能しない惧れがあるのだ。
 ※王侯の子弟が能力と無関係に特権としてパイロットになることができ、適性ある庶民(サウド家の血筋でないすべての他部族である人民)はパイロットにも将校にもなれない。
 そこでもし、ある日、サウジ空軍が急にテヘランを空爆したいと思ったなら、どうなるか?
 米国は後方支援をしてくれない可能性がある。そうなったらサウジ単独ではイランを満足に叩きのめすこともできないのだ。
 だからロケットが頼りになる。SSMなら、アメリカの意向とは無関係に、発射・攻撃可能だからだ。
 サウジ自身がすでに弾道弾で撃たれ続けている。イランがフーシに渡したスカッド級BMが、イエメンから100基以上も発射され、一部はリヤドに着弾した。
 33歳の人殺し容疑者、モハンマド皇太子は、もしイランが核兵器を開発したら、サウジも開発すると「60ミニッツ」のインタビューで語っている。2018-3に。
 サウジがBMを試射すれば、もはや西側諸国はイランにミサイル開発を止めろとは迫り難くなってしまう。
 米国も、サウジに公式に制裁を加えねばならなくなる。
 米連邦議会は、ムハンマド皇子がカショギ記者殺しの黒幕だと思っているし、イエメンのゲリラを都市住民もろとも爆撃して粉砕するサウジ軍の流儀にも反発している。
 ※スーパーツカノの翼銃(左右主翼に12.7mm×1門づつ)で、空中の小型のRPVを破壊するような精密射撃を加えるのは簡単ではないだろう。しかし、「取り付け具」を工夫すれば、意図的な水平ディスパージョンを簡単なメカで実現することができるはずだ。すなわち1発タマが飛び出すごとに、その反動の一部を利用して、銃身の軸線が、微妙に機首軸線に対して閉じたり、また元のアラインメントに復帰したりを繰り返すように……。これで、勢い余って標的に近寄りすぎても、タマの当たる確率が増えてくれるかもしれない。
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 ストラテジーペイジの2019-1-26記事。
   イスラエル国民は、20代前半に、32ヶ月の現役に就く。除隊後も、30代後半まで、予備役に編入されている。
 予備役は年に36日間、訓練のために召集される。
 イスラエルの総人口は800万人。
 2%が現役兵。5%が予備役兵。予備役は全員、元現役。
 1980年代前半だと、イスラエルは、全人口の15%を有事に動員した。これがピークだった。今は7%だからその半分だ。
 毎年、予備役の30%が訓練召集され、数日間から2週間、集中訓練させられる。
 予備役に占める女性の率は2008には11%だったが、今は15%強。
 予備役の訓練召集は、人数×月でみると、1990年代の四分の一。
 将官にはあらたな規制がつけられている。退役後、すぐに政治家になってはいかぬという。
 いまイスラエルの現役兵は17万6000人。うち6割は徴兵。また現役の3割は女子。徴兵年限は男32ヶ月、女21ヶ月。女子に禁じられている軍内職種はまだ1割ある。
 予備役は44万5000人である。全員、元現役である。
 18歳での徴兵を猶予される男子は四分の一あり、女子は半分いる。
 しかしこうした例外は国民のモラールを破壊するので有権者が騒ぐ。
 モスレムとキリスト教徒は猶予され易い。志願すれば別だが。