韓国のアパッチと日本のオスプレイが、この流れで押し付けられた。誰もそのスキャンダルを検証しないのだから呆れるしかない。
そして今、同じことが繰り返されようとしているけれども、韓国の方は断乎拒否、日本はホイホイ受け入れと、明暗が分かれてきた。
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David Axe 記者による2019-1-30記事「U.S. Navy Nightmare: The Chinese Fleet Doesn’t Have 300 Ships, It Has 650」。
中共海軍は2020までに313隻~342隻の陣容になるだろう。これは米海軍情報部による分析。
これに対して米海軍は2018年中ごろにて285隻也。
中共の海上戦力は、海軍、海警、そして海上民兵(PAFMM=People’s Armed Forces Maritime Militia)からなる。
中國海警は、500トン以上のフネだけでも225杯も持っており、それ以下のフネ1050隻と合わせて1275隻の大艦隊である。
周辺国のコーストガードを全部足した規模よりも巨大なのだ。
海上民兵は、2015にパラセルに「市制」を宣言してから、フルタイム稼業に昇格した。常備のプロ兵力である。大型鋼鉄船だけでも84隻。放水砲を備え、ラミング用にレールで外殻を補強してある。
米国も海軍とは別にMSC(ミリタリー・シーリフト・コマンド)を有している。輸送に関しては民間船舶を軍が雇い上げている。
65フィート長以上の米コーストガード船艇は240隻ある。
MSCの貨物船は120隻である。
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Tyler Rogoway 記者による2019-1-29記事「USAF Chief Just Said Next Air Refueling Tanker May Fly In Space… Huh?」。
米空軍参謀総長のゴルドフェイン大将。将来のタンカーは大気圏外のLEOを飛行すると言い放った。
これは低軌道衛星に対して軌道変更用の燃料を補給してやるシステムのことなのかもしれない。
低軌道衛星が軌道変更をふんだんに為し得るようになれば、ロシアもシナもその軌道が予測できなくなり、妨害ができなくなる。
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Sandra Erwin 記者による2019-1-30記事「Maxar’s exit from DARPA satellite servicing program a cautionary tale」。
マクサー・テクノロジーズ社のSSL部門が、DARPAとの提携から離脱した。
軍の、RSGS=ロボティック・サーヴィシング・オヴ・ゲオシンクロナス・サテライツ を打ち上げる計画を、忌避した。
OTAという流儀。企業と軍が、開発コストを折半し、儲けも折半するというビジネスモデル。今回はSSLが必要資金の三分の一を出すはずだった。
計画では、DARPAの側から、ロボットアームを提供することになっていた。それを開発したのは海軍研究所なのだが。
今回の仕事には縛りが……。衛星(バス)が回っている限り、そのオペレーションとメンテナンスのコストをSSLが負担しなければならない。それには地上施設の維持運営も含まれる。やってられない。
太陽同期軌道、つまり北極と南極を通過する縦周りのぐるぐるを続ける衛星。そこにマジックハンドをとりつけ、近似軌道の他の衛星を修理〔ついでに燃料補給も?〕してやれという目論見だった。
このたびの事業をとるときにSSLは、ノースロップ資本のオービタルATK社と競り勝っている。それに不服のオービタルがDARPAを訴え、宇宙での民業圧迫を禁じた2010年の国家宇宙政策法違反だと騒ぎ、2018にオービタルが敗訴。
こうした努力がすべて水になるわけ。
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Peter Baker 記者による2019-1-29記事「Why Did Soviets Invade Afghanistan? Documents Offer History Lesson for Trump」。
トランプは1979アフガニスタン侵攻は対テロ作戦だったと狂った頭で口走ったが、記録は、アミン大統領が米国ににじり寄ろうとしたので、ソ連に軍事干渉されたことを示している。
アミンは、アフガニスタンには勿体無いような人格者で、英語が話せた。
ソ連政府は、アミンが米国のミサイルをアフガニスタン内に受け入れるのではないかとまで疑っていた。
さいしょKGBはアミンのコカコーラに毒を入れたが、炭酸で希釈されてしまった。
次にKGBはアミンの食い物に毒を仕込んだところ、ソ連大使館員が事情を知らなかったので医者を派遣してアミンを救った。
しょうがないのでソ連軍を送り込んでアミンを殺した。ロシアこそが天然のテロリストなのだ。