間合いが近づき、距離と時間でぜんぜん得なので。
と同時に、インドからは間合いが取れるので。
ということは日本が米国から求められる「Left-of-launch」能力は、はるばる南シナ海に空母機動部隊で遠征することではなく、渤海にロボット魚雷を送り込むこと、および、大連港・青島港のドックや埠頭を直撃できる弾道弾になるはずだ。
次。
KIM GAMEL 記者による2019-2-12記事「Stranded in Seoul: An Ohio Army veteran is stuck in South Korea over a military conscription mix-up」。
父親の葬式に参列するためオハイオ州からソウルにやってきた韓国移民の元米軍人の40歳の料理店主。
空港で出国禁止された。
韓国人の法的義務である兵役を逃れているという理由で空港の監視リストに入れられていた。
この40男は9歳のとき家族とともに米国へ移民。2004に米陸軍に入隊し、 アフガニスタンへも従軍し、2011年に米国市民権を得た。2012除隊。
2004に米軍人の身分で韓国入りしたときにはその身分ゆえに見逃された。
だが今回はシビリアンの身分ゆえ、お見逃しはなかった。
移民韓国人は、18歳になったときに、国籍をどうするつもりなのか、韓国政府に知らせなくてはならない。それを怠っていたために、こんなことになった。
この40男はすくなくも3月2日までは訊問対象となり、出国できぬ。いまのところ収監はされていないが。
警察署によればこの40男は兵役法違反の容疑で書類送検される。
韓国の兵役法は、二重国籍保持者は18歳になったとき、一つの国籍を選ばねばならぬと定めている。
もし外国籍を取れなかったときは、男子であれば韓国軍に2年間服務しなければならない。
韓国人移民の両親が米国内で生んだ男子〔この場合自動的に米国籍が得られる〕が、1年間英語を教えるために2002年に韓国に渡航したら、強制的に韓国軍に入営させられたという事例が過去に1件ある。当時22歳。
この当事者はその体験を本にして出版している。
もし入営しないなら、懲役刑だといわれた。
次。
Ewen Levick 記者による2019-2-12記事「The F-35B Won’t Solve Australia’s Defence Dilemmas」。
「ミサイル発射をだめにする」手段が米軍とその同盟軍にあることと、中共がジリジリと海上民兵を使って海洋主権を勝手に広げて砂盛島に各種ミサイルを配備することとは、完全に両立する。それらのミサイルを発射しないで恫喝脅迫政治で勝てばいいのだから。
※ Left-of-launch は2015年かそれ以前から米軍上層で使われている名辞で、いまだに妙訳を得ないが、「(敵の)発射をダメにする」「発射をコケにする」で、当たらずとも遠からずだろう。
豪州が使っていた短波放送の周波数は中共のラジオ局に乗っ取られた?
次。
ストラテジーペイジの2019-2-12記事。
北鮮の出生率は、人口維持水準をずっと下回り続けている。過去10年以上。
かたや南鮮は2010までに1.15%という世界最低の出生率を記録。
この値が2.1%以上でないと人口は減り始める。
南鮮の人口増は2020年代に5200万人で止まる。
北鮮の出生率は1.9%である。
1990年代に人口の5%が餓死した北鮮では18歳の徴兵適齢者がガックリ減っているため、17歳まで徴兵開始年齢を引き下げ、さらに16歳での志願入営を促していたが、最近はついに15歳まで勧誘するに至っている。
北鮮人の栄養は悪く、同じ十代で比較すると南鮮人より8%身長が低く、体重は20%軽い。
北鮮は24歳までの若者をすべて兵舎にブチ込んでおくことで、政府転覆革命の発生を未然に防止しているのである。徴兵服役年限は最短でも6年間。しばしば10年間もシャバには戻れない。
北鮮では児童生徒が減っているので次々と学校が廃墟(廃校)化しつつある。教師(公務員)の仕事も減り、これさいわいと副業に出精している。
半失業教師にカネを渡して子弟のための出前授業を依頼する階層が、あるのだ。
黄海側では、北鮮政府が漁業権をシナ人に売り払っている。
自国漁民が漁場をなくして飢えようと知ったことではないらしい。
中共は漁船1隻につき7000ドルを北鮮に支払って、北鮮EEZに出漁している。
三代目が「マイバッハS600」(100万ドル以上)に乗っているのが2019-1に平壌で目撃されている。
三代目は2018-10までは、ロールズロイス「ファントム」の装甲カスタムカー(だいたい50万ドル)に乗っていたのだが……。
これら贅沢品は国連制裁の禁輸品目に入っているのに、北鮮は簡単に輸入できている。いかに、大陸部では経済制裁がザルにならざるを得ないかという実例。
高級車の注文はシナ人が受け、シナ人が運転して国境を越えて届けてくれるのである。
三代目は、制裁なんて効かないよと外国に見せ付けるために、わざとこの車であちこち出没するのだ。
北鮮は国連から、年に52万トンしか石油を輸入してはならないことになっている。これはすべて中共がタンカーで提供する。年に4回、タンカーが往復する。
しかるに韓国は違法にこの枠を超えた石油を北鮮へ提供している。
また中共も、タンカーの他にパイプラインで石油を北鮮へ送っているが、これは国連の決めた上限を2割上回る違法な供給であると見積もられている。
おかげで現在、北鮮内の石油価格は、2017年前半の水準まで下がった。つまり制裁前の値段に戻っている。
※供給が増えたのか、需要が減ったのか。そこが問題だろ?