ストラテジーペイジの2019-2-13記事。
米潜水艦の電子画像潜望鏡の操作端末が、ゲーム機のXBoxに換えられた。もともと3万8000ドルの手持ち操作盤がついていたのだが、これが水兵に不評で、アンケートの結果、40ドル~140ドルのエックスボックスにされた。
メーカーのマイクロソフト社はXBoxを逐次に改良している。特に2005年に大きく改良した。
米陸軍は、このゲーム機で銃撃戦をやっている若者をリクルートすればいいんだと気がついた。
さらに陸軍は、各種無人兵器の手持ち操作盤を、できるだけXBoxに似せるように努めていて、これまた、成功している。入隊前にFPSゲームで使い込んでいる兵隊たちは、すぐに習熟してくれる。
マルチコプターに狙撃ライフルを組み合わせた2008年のARSSという実験兵器。これのコントローラーには、XBoxのものがそのまま使用された。
マイクロソフト社は、軍需メーカーがXBoxのコントローラーのそっくりモノを製造することにうるさいことを言わず、寛容である。
※もうさんざん、パイオニア・パテントで稼いでいるからな。
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James Temple 記者による2019-2-13記事「Climate activists with cheap balloons could create a DIY geoengineering nightmare」。
いま人々は25ドルで、高々度用ゾンデの風船を購入できる。
近い将来、もし誰かがネットで「ジオエンジニアリングで地球を冷やそう」とよびかけ、それを信じた世界中の無数の阿呆どもが、安価なヘリウム入りのバルーンに二酸化硫黄を数キログラム混ぜて、成層圏に放ったら、とりかえしのつかない全地球的な災厄が引き起こされる。
バルーンは高度2万mほどで破裂し、自動的に中味を大気中に撒布するだろう。
2012年に加州の実業家が、海洋に鉄を投入することによって植物プランクトンを殺して二酸化炭素が増えることを証明しようとしたことがある。
DIYで全球環境テロができるのか、試算した者がいる。
1億個の大型風船にそれぞれ10kgの二酸化硫黄を混ぜて、高度1万mで放出させたとすると、次の年、地球平均気温は0.1℃、下がるだろう――とのこと。