儒教圏には「保守」も「リベラル」もありはしない。唯、「反近代」だけがあり続けるのだ。

 よって問われねばならないのは、「いつ近代化するのか?」だが、それは地理が変わらない限り、ありえないのである。
 近代とは、公人が公的な嘘をついたら恥じる、そのようになって以降の社会空間である。
 近代空間に背を向ける反近代空間における〈保守〉〈リベラル〉は、論ずるだけ無意味である。儒教圏では、それは、どちらも同じ「嫉妬心からの反日」だからだ。
 次。
 Thomas Callender 記者による2019-3-11記事「Does USS Truman’s Early Retirement Herald a New War on Carriers?」
    空母『トゥルーマン』は設計寿命がまだ20年あるが、燃料棒交換時節になったのを機会に、早期退役させる。
 『フォーリンポリシー』によると、シャナハン国防長官代行は、空母はもはや時代遅れであると考えているようだ。
 中共やロシアの相手にはなれないと。
 ※いかなる作戦ユニットも戦術上、「集中と分散」が随意にできなくては、社会が許容できない損失を蒙ってしまう。空母は集中するには便利だが、分散ができない。いちどに5000人が死傷するなんて許容できるわけがない。敵地のはるか後方まで機材を輸送するだけの「大空母」と、その前縁に散開して「跳躍台」を提供する多数の「小空母」をネットワーク運用するのが今日では合理的なのだ。もちろん小空母の格納庫は普段はガラガラにしておく。
 次。
 ストラテジーペイジの2019-3-12記事。
    3-3にジンバブエ政府が北鮮のビジネスマン多数を追放した。
 追放しなければこんどはジンバブエが国連から制裁を受けてしまうから。
 他方、ロシアのバラ積み貨物船は2092トンの穀物を北鮮に寄付。45万ドル相当。
 先のベトナムサミット。三代目は往復ともに同じ鉄路を使った。時速80kmで、片道4500を行ってまた戻った。
 2月下旬、牛の口蹄疫が満洲から北鮮に入っているのが把握された。最初、栄養不良で死んだのだろうと獣医が診立てた。それで対策が遅れた。
 北鮮では牛はほぼすべて「役畜」である。肉牛も乳牛も基本的にはいないのだ。
 口蹄疫で牛が死ぬとそれは埋められるか焼かれねばならない。
 しかし北鮮では政府の許可なしに家畜を殺すことは大罪である。
 北鮮では2014に豚の口蹄疫が流行したことあり。
 2001に英国で口蹄疫が流行ったときは、その処理コストが数十億ドルにもなった。
 口蹄病のウィルスは家畜の呼気に混ざって拡散される。