スーパーツカノの艦上機型を開発しよう!

 蒸気カタパルトではなく、圧搾空気と梃子(スウィングアーム)と火薬(アームが前に振れ切る直前に、ダメ押し加速)を使った左舷の舷側からの発進方式にする。
 これなら、『いずも』より小型のフラットデッキ艦からでも運用ができてしまう。発進と着艦収容作業を同時併行にもできる。
 《拡大しらね型》の艦型でも、発進だけなら可能になってしまう。
 中層の格納甲板から、最上層甲板へ機体を引き出すことなく、左側面開口部から斜め上前方の空中へいきなり射出してやることも可能になるだろう。
 母艦が漂泊中であっても、航空作戦が可能。
 母艦が浸水して、万一、左へ大きく傾斜した状態でも、飛行機だけは逃がしてやれる。戦前式のカタパルトではこれは無理だ。
 母艦が高速で右旋回中であっても、発進作業に支障無し。こんな真似は米空母にもできない。
 これが完成すれば第一列島線の東側から、シナ大陸沿岸に干渉ができる。敵は対抗不能だろう。
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 Megan Eckstein 記者による2019-4-24記事「USS America Will Allow Japan-Based Marines to Bring More MV-22 Ospreys to Sea」。
   在日海兵隊においては、来年配備される予定の強襲揚陸艦『アメリカ』(LHA-6)に関しての夢が広がりつつあり。
 同艦にはウェルデッキ(泛水甲板)が無い。そのぶん、航空機材用の格納庫容量が充実させられ、飛行甲板面積も広い(F-35Bを最多で12機まで載せられる)。
 沖縄海兵隊は、将来の対支戦ではM-1戦車を使わず軽快に陸戦するつもりである。だからM-1戦車を上陸させるためのホバークラフト(『ワスプ』だと3隻収容していた)も大発(『ワスプ』だとLCU×2隻を別に収容)も要らない。
 それらを出し入れするための艦尾ドック設備も要員も『アメリカ』型では廃止できたのだ。
 この『アメリカ』が、来年からは今の『ワスプ』(LHD-1)と交替する次第。
 『ワスプ』級のフライトデッキにはMV-22Bを10機までしか並べられなかった。
 これが新『アメリカ』クラスなら、オスプレイ×12機、プラス、CH-53E×4機を、フライトデッキ上に並べられる。
 現在の『ワスプ』は、オスプレイ×10機、F-35B×6機、CH-53E×4機、LCAC×3杯がノーマル基準。それと比較すると次の『アメリカ』は、LCACがゼロになる代わりに、オスプレイが12機になるだろう。
 やはり『アメリカ』級である新鋭LHA-7の『トリポリ』も、今年後半に就役する。
 もし将来の海兵隊がM-1戦車を戦場に持ち込みたくなったときには、強襲揚陸艦ではなく、比較的に小型のドック型輸送艦(ウェルデッキあり)に頼ることになるはずだ。
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 ANNA FIFIELD 記者による2019-4-25記事「North Korea issued $2 million bill for comatose Otto Warmbier’s care」。
     北鮮はオットー・ワームビアーを2017に出国させる前に米政府に対して治療代200万ドルを請求していた。
 国務省が預かったこの請求書、2017末までは支払われていない。
 トランプと三代目の会談の前に支払われたのかどうかは不明である。
 北鮮政府が人質の解放の前に「治療代」を請求するのは前からの常套のようだ。2年間、とらわれていた宣教師のケネス・ベーの場合、30万ドルを請求されていたものの、結局支払うことなく、2014-11に解放されている。