在韓米軍主力である「米陸軍第八軍」の肩章(Shoulder sleeve insignia)がほぼ日章旗なので笑。

  David B. Larter 記者による記事「Korean Fat Leonard? Feds probe new US Navy corruption case in Asia」。
    米司法省は、釜山を拠点に米海軍のビジネスを取るためにさまざま贈賄していた韓国人“デイヴィッド”・キムを訴追した。身柄はすでに押さえられている。
 釜山にある「DKマリン・サービス」というハズバンディング・サービス・プロバイダの経営者(韓国人)だ。これは米海軍にとっては《第二のファット・レオナルド事件》になるかもしれない。
 ハズバンディング・サービス・プロヴァイダーとは、艦船が入港したときに、諸検査、タグボート手配、水先案内、通関事務、給油、給水、糧食補給、ゴミ回収、汚水回収、入渠修理、碇泊中のケーブルTVやインターネット環境の提供、スペアパーツ調達、倉庫貸し、乗組員の世話、陸送などを請け負う民間の港湾業者である。
 DKの経営者は元、米軍の軍事海送コマンドが傭い上げて太平洋で運用していたドライ・カーゴの貨物船『チャールズ・ドゥルー』の水夫頭だった。
 この関連で先に起訴されていたジェイムズ・ドライヴァーは7月16日に有罪を認めて結審。量刑の申し渡しを待っている。※収賄側か? 何の説明も記事に無し。
 DKマリンサービスは、米軍海上輸送コマンドだけでなく、空母『レーガン』と『GW』、掃海艇『チーフ』、駆逐艦『ステレット』など多数の米海軍艦艇の仕事も釜山港に於いて受注していた。したがって贈収賄=米海軍汚職の全容は相当に大きなものになり得る。
 2013露顕のレオナルド事件では経営者は、ゴルフ接待、売春婦、ブロードウェイミュージカルのチケットなどを米海軍の司令官/艦長たちに贈賄していた。それほどに、ハズバンディング・サービスは独占利益が大きいのである。
 キムはドライヴァーに対し、協力病院に通院するための韓国高速鉄道の切符、ホテルの部屋代(同伴家族分も)などを与え、就職斡旋も約束し、見返りとして、米海軍艦艇の入港予定表(部外秘)や、ライバルプロヴァイダーの付け値などを聞き出した。ドライヴァーはその打ち合わせ通信に、個人のeメールを使っていた。
 姓名未公表のシーリフトコマンドの幹部も本件には関与している。
 艦艇は、入港の前に、LOGREQというメッセージを送る。入港したときにどんなハズバンディング・サービスが必要なのかを知らせるものだ。
 米海軍の規則では、このLOGREGはまず横須賀にある契約エージェンシー「FISK」に送られねばならない。しかしドライヴァーはその手順を変更し、直接に、釜山の姓名未公表共犯者へ送っていた。