なんで『週刊ポスト』は俺に寄稿を頼まなかったんだ。水臭い。

 Ammar al-Ashwal 記者による2019-8-30記事「Houthis tout missiles that down advanced US drones」。
   イエメンゲリラのフーシの宣伝によれば、8-20に米軍の無人機「MQ-9 リーパー」を撃墜したのは、フーシが自主開発した地対空ミサイルだったという。
 米軍セントラルコマンドの反応。米軍の無人機はイエメンの正統政府の許諾を得て飛んでいる。米国とイエメン政府は、対テロ協定を締結しているので。
 8-24、フーシのスポークスマンいわく。フーシは2種類のSAM「ファテル1」と「タキブ1」を有している。
 それらは2017年から実戦展開されていたという。
 しかし『ジェーンズディフェンスウィークリー』はこれを疑う。「ファテル1」はロシアから数年前に購入したものであろうと。
 イランはロシア製SAMの射高を独自に改善したようである。
 また別の一ソースは言う。イエメン旧政府の防空軍が保有していたSAMをフーシが押収しただけだと。
 フーシは6-7にも「MQ-9 リーパー」を1機墜としたし、3-22と5-14にはサナア市上空で「MQ-1 プレデター」をそれぞれ1機ずつ撃墜した。
 一軍事分析家いわく。従来米軍の無人機は、ゲリラのSAMの最大射高の少し上を飛ぶようにしていた。ところが意外にもゲリラがSAMの射高を改善していたので、不覚を取ったのである。
 ※h=5000mくらいが分かれ目だと思う。普通の肩SAMでは、カタログ上はともかくも、なかなかそこまで届かない。それがイランの手で改造されて、6000mとか7000mまでも届くようになったのか? プレデターはh=7600mまでしか上昇できない。当然イランはその線を狙って改造に努めたはずだ。低速機だから届きさえすればなんとかなる。これが「MQ-9 リーパー」なら、h=1万5240mまで行けるので、米軍としては、かわすことができたはずだが、油断して8000mくらいを飛んだのか?
 次。
 CHAD GARLAND 記者による2019-9-2記事「Ranger School graduates include first woman in Air Force to earn tab, 7-foot former NBA player」。
    マーシャル・プラムリー少尉は、デューク大の2015年NCAAチームに所属し、ニューヨーク・ニックスでプレイしていた元プロバスケットボール選手だ。 
 身長7フィートのプラムリー歩兵少尉はこのたび、レンジャー・スクールの2箇月間の教程を修了した。
 プラムリーはデューク大生のときに、すでにROTCを志願していた。2017年にはニューヨーク州兵に登録。NBAでプレイしながら、初級将校の身分も得られるのだ。米国では。
 プラムリーの母親は、大学の籠球選手であった。
 陸軍への現役入隊とレンジャー・スクール行きも、母親が支持したという。
 プラムリーのコーチは有名なマイク・クルズィジュースキー〔おそらくポーランド系の苗字なのでこの読み方では違っているかもしれない〕であった。
 ※めぐまれた身体を持っていてもプロスポーツ界で活躍できるとは限らない。そこで提案。日本の陸海空三自衛隊は、現役のアマ/プロ選手については「ダブル身分」の取得を寛容に認めてやるようにし(特殊な職域・配属先も用意し)、また、元プロ選手に関しては、入隊年齢上限を撤廃したらどうだ? これで選手たちが「引退後」の人生設計も長期的に楽観できるようになる結果、どれほど日本のスポーツ界の「空気」が明るくなるか、わからないぜ!