なぜ電池の話をしつこくするのか、分かっていただけただろうか?

 みなさんは『日韓戦争を自衛隊はどう戦うか』の中に独立自衛グリッドの話が出てくるのが唐突だと思ったのではないか?
 だが見よ! 千葉県では依然40万戸が停電しているではないか。
 わずかな送電鉄塔が倒されただけで、冬は凍死者、夏は熱死者が出る。
 組織的なミサイル空襲がパワーグリッドに仕掛けられ、トラックテロが交通インフラに加えられた場合、首都圏は簡単に麻痺してしまい、自衛隊は対三国戦争には集中できなくされるはずだ。
 庶民がぼんやりしているときに警鐘を鳴らさないとしたら、評論家の居る意味などない。
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 Jonathan Lemire, Zeke Miller & Deb Riechmann 記者による2019-9-11記事「Inside Bolton’s Exit: Mongolia, a Mustache, a Tweet」。
      トランプは、この夏以降、テレビ番組の中で自分を弁護してくれる補佐官だけをプラスに評価したい。ところがボルトンは日曜のトークショー×2本で、政権の外交に批判的だった。
 トランプはボルトンを解任することについてフォックス・ニュースのホストであるタッカー・カールソンと数週間も話し合ってきた。
 トランプはタリバンの指導者複数をキャンプデービッドに呼んで会談する気だった。ボルトンは反対していた。
 ※北鮮には核地雷の保有だけを認め、中距離ミサイルの保有は許さない。韓国にも中距離ミサイルを持たせない。これがいちばん正しい大方針だった。2018年の『空母を持って自衛隊は何をするのか』で私は、どうしてこれだけが合理解なのかを説くことに努めた。しかしトランプ政権はその逆を選び、耳をかさなかった。ボルトンもトランプもみごとに大失敗しつつある。今の調子では、北鮮および韓国は、核弾頭もICBMもSLBMも持つことになるだろう。制御できない反近代国家が半島に生まれようとしている。
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 ストラテジーペイジの2019-9-11記事。
    欧州宇宙局ESAはロシアに通告した。今後、ESAの人員を国際ステーションISSまで輸送するのにソユーズロケットはもう使わない、と。
 米国企業の2種類のロケットが2020年前半に実用化する見通しのため。
 ということは7月の輸送がソユーズ便乗の最後だったことになる。