Stratfor Worldview 記者による2019-9-18記事「A Major Attack on Saudi Aramco Leaves the U.S. in a Difficult Spot」。
イラクとイランの国境地帯付近から発射されてクウェート領上空を飛び越えて巡航ミサイル/ドローンが着弾したという話の根拠は、ミサイルの命中角だった。
可能性として、何機かのドローンは洋上から発射されたかもしれない。
5月にサウジのパイプラインのポンプステーションが攻撃されたときは、米政府は、それはイラクから来たと結論している。
サウジは、自国の石油関係施設は、イラン発の空爆能力の前に丸裸であるという現実をつきつけられたので、弱気になった。サウジはイランとは戦争できないと感じている。
※米国が中途半端な対イラン攻撃を考えても、もはやサウジは表立って協力する気はない。
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Minnie Chan 記者による2019-9-17記事「China to deploy Sharp Sword stealth drone for new Type 001A aircraft carrier」。
インサイダー情報によると、今年中に就役するシナ空母『001A』には、無人ジェット偵察機の「利剣」が搭載されるだろうという。
中共軍の第二のソースもそれを裏づけた。
かたや米海軍は「MQ-25 スティングレイ」を正規空母の艦上無人給油機に仕立てるつもり。さすがにスティングレイの多機能性の前には「利剣」は見劣りがする。
「利剣」にはウェポンベイが2箇所あるものの、『001A』のスキージャンプ台から発艦するには重さを増すわけにはいかない。とてもその余裕はないのである。だから偵察専用にする。
用法だが、中共の軍艦が装備するレンジ300kmから400kmの艦対艦ミサイルのための洋上索敵に飛んでもらう。
『001A』の水線下塗装は、ずっと赤かったのが、すでに黒く上塗りされている。就役は近いだろう。
公試運転の前は錆び止めの赤塗装だけをしておく。黒い上塗りは音響吸収材とフジツボ忌避剤を兼ねている。
同空母は先月、七度目の公試運転を済ませた。ただし現在、艦橋の廻りには建前足場が組まれている。外装工事が追加で必要になったようだ。