ドゥテルテの「麻薬関係者皆殺し政策」は、米国からの非難にかかわりなく、比島国民の広範な支持を得ている。

 Mark Pomerleau 記者による記事「China’s Achilles’ heel when it comes to cyberspace」。
   海兵隊の第一人者による中共の弱点分析。インターネットをオフラインにしてやるだけで中央集権は成り立たなくなり、複数の地域に分裂するだろう。サイバー攻撃にいちばん弱いのが、中共体制なのである、と。

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 Lara Seligman 記者による2019-11-18記事「With an Eye Toward China, Pentagon Weighs Slashing Global Hawk Drone」。
          数ヶ月前、イランがペルシャ湾でグローバルホーク型無人機を撃墜したことから、米空軍は、35機保有する「RQ-4 グローバルホーク」のうち21機をスクラップにして、新型機を開発することを内定した。
 中共やロシアならばイランよりももっとやすやすと、高々度低速無人機を撃墜できてしまうので。

 2018にマティス長官が、対テロから、対中共&ロシアに、米軍の軍容を変えろ、という大方針を定めている。それに基づいた改廃である。なにかをスクラップにしないと、新規予算は捻出できない。その作業をエスパーが進めていた。

 21機のグロホは「ブロック30」である。

 空軍は2014年に、グロホを全廃しようとした。しかしこれは連邦議会が阻止した。すると米空軍は、有人のU-2(やはりSAM回避能力が無い)を廃止しようと言い出した。これも議会に阻止された。

 グロホはU-2より滞空時間が長い。しかしU-2はグローバルホーク以上に上昇できるので、なまじなSAMでは届き難い。偵察器材の搭載余地も、U-2の方が上回る。

 空軍はグロホの後継を何にするつもりなのか明かしていないが、いろいろな情況証拠から、「RQ-180」だと見られる。

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 Col. Tom Hewes (Retired) 記者による記事「An open letter to the leaders of Marine aviation」。
    日本近海で空中衝突事故を起こしたF-18が所属する「VMFA-242」は、海兵隊航空隊史上、最低練度の飛行中隊だった。指揮官たちのレベルが、そもそもどうしようもなかった。

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Patrick Tucker 記者による2019-11-18記事「Nanotechnology Is Shaping the Hypersonics Race」。
  ハイパーソニック兵器の成否を分けるのは、ナノテクの「カーボン・ナノチューブ」構造である。摂氏1900度にも耐えてくれるからだ。