米国と中共が国連滞納額で非難合戦ちゅう。

 Nicole Wetsman 記者による2020-5-15記事「An HIV-fighting strategy might help against COVID-19」。
      ワクチンができる前の予防法がみつかるかもしれない。

 マラリアやHIVについては、予防薬がすでに在る。
 HIV予防薬は、99%の予防力を示している。すなわち未だ感染してない人にとっては、性行為が安全になっている。

 予防薬は、最初のウィルスが体内に入る前に服用しておくと、最も有効。ウィルスの細胞内での自己複製を妨げる機能なので。

 新コロについては、抗マラリア薬のヒドロキシクロロキンが予防薬になるのではないかと期待されている。特に未感染の医療従事者たちを守る必要があるので。
 これは錠剤で、もし新コロ予防薬とするならば、毎日服用する必要がある。

 いっぽう、ジョンズ・ホプキンスの研究者たちは、新コロに罹患して回復期にある患者の血漿に注目する。そこには、新コロ抗体がわんさか含まれているはずだからだ。

 血漿は、予防目的での投与は一回でよい。それで効果が1ヶ月から6週間は続くから。精肉工場労働者たちには朗報だ。すなわち、米国経済をノーマルに戻すための救世主になり得るのである。

 もちろん回復患者の血漿利用は、新コロ予防策としては最初のステップにすぎない。さらに予防力のある薬が、諸薬の「組み合わせ」によって完成するだろう。その「組み合わせ」の模索は、これから始まるのだ。

 次。
 CHRISTEN A. JOHNSON 記者による2020-5-16記事「COVID-19 was found in semen of recovered patients. Is it a sexually transmitted disease?」。
    新コロにかかって治った人の精液の中から、新コロのウィルスが見出されている。38人の精液サンプルのうち、2人分の中から、検出された。

 それとは別に、新コロ感染の急性症状を示しつつある15人の精液を調べたところ、4人のサンプルから、新コロウイルスが検出された。

 この調査は始まったばかりである。ひとりの男子の精液の中からどのくらいの期間、ウィルスが見出され続けるのかは、これから調べていかなくてはならない。

 新コロが精液を媒介にして他者に伝染するのかどうかは、まだ何のデータも得られていない。

 それを知るには、性交後の女性器、子宮頚部などの細胞内にウィルスが侵入しているかどうか、その表皮細胞を採取して培養して調べるしかないのである。

 性病は性交によってしかうつらない。たとえば淋病やクラディミア細菌感染症は、呼吸器からは決して伝染しないのである。したがって淋病患者やクラジミア患者は、必ずセックスをしているのである。

 新コロは呼吸器からうつるということだけはわかっている。だからもし、新コロ患者である男子とセックスした女子が新コロに感染した場合、その経路が精液であったのか否かは、女子の性器皮膚細胞を調べないと、なんとも判断できない。

 ※これはひょっとするとAV業界にとっての死刑宣告になるかもしれない。あきらかにゴム無しのオーラルでは、呼吸器系細胞に感染してしまうリスクがあろうからね。

 ある医師いわく。セイフセックスはそれでも可能です。口にマスクをするように、あそこにもマスクをすればいいだけですから。

 ※もっと恐ろしい想像をしてみようか。男子の無症状罹患者や軽快者の体内で、新コロウィルスのRNAが変異し続け、何年にもわたって、射精のたびにパートナーに感染させるおそれがある――と判明したとする(仮定の話だ。念の為)。そうなったらもはや、いちど新コロに感染した男子には、「人権」なんて、なくなってしまうよね? 死ぬまで社会隔離されてしまうはずだ。砂漠の谷にある《隔離キャンプ》から出してもらうには、断種するしかないわけ……。こんなSF設定を、かつて誰が想像しただろうか?