小生、昨年度においてすでに年収が底辺状態まで激下がりしておりましたために、個人事業者として「収入半減」を申し立てて政府から100万円もらうわけにもいかず、どうしようもありませんでしたが、皆様のご厚意のお蔭でサバイバルできております。あらためて心より御礼を申し上げます。
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WYATT OLSON 記者による2020-5-22記事「Navy trumpets seven of its 11 aircraft carriers now underway after beating back coronavirus」。
米海軍はフェイスブックを通じて、11隻ある正規空母のうち7隻が航海中であると宣伝した。中には『ジェラルド・R・フォード』も含まれている。
『TR』も含まれている。けっきょく1100人以上が感染し、1人が病死するという困難に見舞われたが、運用に必要な最小人数を乗せて、5-21にグァムから出航した。
『ロナルド・レーガン』は横須賀での6ヶ月定期整備を済まして出航する。配乗前の水兵の検査隔離期間は、念を入れて21日間に延長されていた。これは海軍上層の意向である。
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DIANE BELL 記者による2020-5-23記事「Medal of Honor sought for Navy pilot’s top secret actions during Korean War」。
E・ロイス・ウィリアムズは1952-11-18、北鮮の西海上で35~38分間の空戦を闘った。
彼の乗機は「F9F パンサー」艦上戦闘機だった。空母『USS オリスカニー』所属。
その日、ウラジオストックから直接飛来した7機の「ミグ15」を迎撃するために、4機のパンサーが発艦した。
発艦した海上は吹雪だった。
すぐに4機のうち1機がジェットエンジンの燃料ポンプの不具合から艦に戻ることになって、それにウイングマンも付き添ったから、こっちはウィリアムズ大尉とそのウイングマンの2機だけになった。
1機のミグが先に発砲してきて、空戦になった。
2機で7機を相手にする空戦だったため、機関砲をヒットさせたが空中分解はしないで雲中へ逃げ込んでしまった敵機がその後どうなったか、確認している余裕はウィリアムズには無かった。すぐに別の敵機が後ろから撃って来るという状況だった。1機はエンジンが分裂したので撃墜確実だった。
ウィリアムズ機も被弾してラダーが効かなくなっていた。しかも空母にアプローチする途中で味方の空砲火まで浴びてしまった。
着艦は105ノットでするべきなのだが、170ノット以下では浮かんでいられない状態だったので、その速度で突っ込んだ。空母艦長は事情を察し、空母の方でウィリアムズ機のコースに合わせてくれた。
やがて確認できたこと。あの空戦後、ウラジオの基地に戻って行ったミグは、2機しかなかった。ウィリアムズは4機、相棒機は1機を撃墜したのだ。撃墜したミグ・パイロットのうち1人は、過去にソ連で表彰されていた戦争英雄だと知られた。(逃げ去った2機のうちの1機も、ダメージのため着陸前に墜落していることが、はるか後年、確認された。)
ウィリアムズの乗機には263箇所の孔が開いていた。
奇跡的に、ウィリアムズの負傷は、首の周りだけで済んでいる。空戦中、あまりにも激しく頻繁に後方を確認したので、首の皮がフライトジャケットの襟と擦れ、破れて出血していたのだ。
この空戦が大々的に宣伝されれば、米ソ戦争にヒートアップしてしまうかもしれない。なので、ウィリアムズは軍の上層部から、誰にもこの空戦の話をするなと言われた。銀星勲章は、すぐに与えられた。
数年後にシェルトン海軍少将がこの史実に気づき、あらためて議会名誉勲章をウィリアムズが貰えるように手配したのである。それでもウィリアムズは、自分が何をしたのか、幼馴染の妻にも話さずに過ごした。
なお、旧空母『ミッドウェー』の飛行甲板に展示されているパンサーは、ウィリアムズ乗機の塗装を施した、代替品である。
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Paul McLeary 記者による2020-5-22記事「US Warship Fries Drone With Powerful New Laser」。
『USS ポートランド』(サンアントニオ型・揚陸艦 LPD27)に搭載した、ノースロップグラマン製の半導体レーザー(LWSD)により、5-16に、UAVを撃墜する実験が、成功した。
LWSDの出力は、今や150キロワットになっていると推定される。2014年に『ポンセ』で実験されたときには、まだ50キロワットであった。
※烏や野犬のナワバリ争いと同じで、こっちがすこしでも弱みを見せると敵はどこまでもつけあがる。だから中共軍やロシア軍を牽制するいろいろな報道が、オールジャンルでリリースされている。日本の防衛省は、支援・協力できているかな?