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 WYATT OLSON 記者による2020-7-23記事「Marines aim to send mobile anti-ship units to Japan with eye on defending against China」。
     シナ側から見てどう見えるかが重要だ。海兵隊が地対艦ミサイル部隊を沖縄に展開すれば、尖閣での「次の一歩」は日米同盟が許さないとの堅確なメッセージが伝わるだろう――とバーガー海兵隊総司令官は語った。

 この部隊展開についてすでに米政府は日本政府との協議に入っている。

 この、地対艦ミサイル等を装備するモバイル・マリン・ユニットの実現によって、沖縄本島に於ける米海兵隊の総員が増えることはない。
 バーガー大将は、新コロがおさまったら、みずから日本に飛びたい意向である。

 バーガーの大構想は、太平洋の米海兵隊を、格段に機動的なユニットに変えることである。そのためには、固有の有人航空機、戦車、砲兵は思い切って削減して身軽にさせる。そのかわりにミサイルとドローンで武装を強化しようというのだ。

 沖縄からグァムやハワイに海兵隊の一部を移転させるなどという既存の計画ではまだまだ分散が不足である。徹底的に軽量ユニット化、高機動ユニット化することにより、沖縄一点集中という戦術的に不利な現状を、すみやかに解消したいのだ。

 昨年に海兵隊の制服の長に就任していらい、バーガーの方針はハッキリしている。海兵隊の戦術単位のユニットをもっともっと小型化・軽量化し、それによって、限度ギリギリまで平時の展開地を分散することが、対支戦争で奇襲敗北を喫しないためには、不可欠なのである。

 いま、日付変更線以西の太平洋に展開している海兵隊の人数は2万2000人である。

 まず沖縄の海兵隊を2027年までに2000人規模の「沿岸連隊(リトラル・レジメント)」に改編する。その次は、グァムとハワイの海兵隊を「沿岸連隊」化して行く。

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 Julia Bergman 記者による2020-7-22記事「Submarines, usually an ideal place for disease to spread, manage to keep COVID-19 at bay」。
       米海軍の潜水艦乗りは、ぜんぶあわせて2万4000人である。いまのところ、その0.5%未満の者しか、新コロ陽性にはなっていない。

 米潜水艦総隊の司令官、ダリル・コードル中将に電話で聞いた。
 潜水艦に乗る前に、将兵は、陸上で、14日の隔離観察を受ける。初日、7日目、そして最終日の14日目に新コロのテストを受け、すべて全員陰性であれば、乗船。
 これで、ほぼ完全に、抑え込むことができている。

 スペインのロタ軍港と、スコットランドのファスレイン軍港では、米潜水艦乗りは、ほぼ、自由上陸が可能である。いろいろ安全なので。

 さいきん米海軍は艦のやりくりがきつくなり、水上艦では連続160日のパトロールなどというよくないレコードが作られているが、潜水艦の場合、そこまでは行ってない。
 最近、ノーフォークに戻ってきたSSNの『ニューポートニューズ』の場合、137日間の航海であった。

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 Natalie Parletta 記者による2020-7-24記事「Genetic consequences of the slave trade」。
     新大陸に奴隷として連れてこられたアフリカ人はどこ出身が多かったのか?
 DNA調査により、今のアンゴラとコンゴ民主主義共和国が最多と確かめられた。

 北米にいる黒人の祖先には、高地ナイジェリア人の血筋が多い。
 水田プランテーションで働かせるために連れてこられた奴隷の血は、今の北米黒人の中にはあまり残っていない。おそらく、マラリアで死んだのである。

 アフリカからは男6に対して女4の割合で連行された。
 この女の側の遺伝子が、多く残されている。
 北米では、「奴隷ブリーディング」が行われていた。つまり奴隷同士で所帯をもたせて、労働力を再生産させていた。
 これに対して中南米では、欧州系白人がアフリカ系奴隷と積極的に混血することによって子孫を中間色化していくという政策が推進された。

 ※この記事に添えられているマップを見て「三角貿易」の意味がやっとわかった。それは単に、「大きな海流に乗っていた」というだけなのだ。帆船時代には、距離とは関係なしに、海流に合わせて運輸するのが、いちばん経済的で合理的だったのだ。欧州から北米に帆船で直行するのは海流に逆らうので不経済。まず南下海流に乗ってアフリカ西海岸へ行く。そこで奴隷を積み、こんどは西流海流に乗ってカリブ海へ行く。そこから季節風を使って北米大陸東海岸へ行き、そこから東流海流に乗ってヨーロッパに戻る。ひたすら海流に合わせていたのだ。正確には四角貿易だったが、キューバとフロリダの距離がごく近いために、地図化すれば三角形に見えるのだ。