アパッチの部品の規格検査に不正があったと発覚し、米軍はメーカーからの調達をまたしても一時停止中か。

 Eli Kravinsky 記者による2020-10-19記事「Below Threshold Options for China against the U.S.」。
   国務省のカネで中共に語学留学してきたハーバードの院生が7月に書いたリポートのさわり。

 中共の大方針は、対米本格開戦に至らぬレベルの諸作戦によって歩一歩と南シナ海を征服することにある。
 それには新たなオプションもあり得る。

 艦船を米海軍の軍艦にわざとぶつけてくるオプション。FONOPをやめさせるためのイヤガラセだ。
 場所はシナ沿岸が選ばれる。この海域では米側が応援を呼ぶのに半日以上かかる。だからシナ側は物証を米側に押収される心配がない。

 逆にシナ側は救助救難に名をかりて米国人を本土に拉致し人質にすることもできる。

 米国内で暴動を扇動するオプション。国内で騒乱があれば、元首は外交に集中できなくなる。それは中共のメリットである。

 台湾を海上封鎖するオプションは、海上保険料が爆上がりするので、自傷行為だろう。

 ※ユーラシア大陸内の覇権勢力が支配地を拡張して行く手口は常に、隣接した敵陣営の内部に「内通者」「寝返り」「奔敵者」「裏切り者」を獲得することによっている。ところが地理的な条件のため、西欧や島嶼に対しては、この手口が効きにくいのである――という機序については拙著『地政学は殺傷力のある武器である』で論述したところだ。

 ※明日21日の弁天町の「フォトスペース 一期一画」には駐車場がないのですが、路面電車道のすぐ向かい側に「弁天町会館」というところがありまして、その会館が面している道路(姿見坂の一部)は、夜間ほとんど人通りがなく、しかも、駐禁の道標がないところがありますので、20時までなら停められるんじゃないでしょうか。



「地政学」は殺傷力のある武器である。〈新装版〉 ニュー・クラシック・ライブラリー


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