ロシアが再び、原子力エンジンの巡航ミサイル(放射能撒き散らし型)の試射をする模様。

 Natalie Wolchover 記者による2020-10-20「Quantum Tunnels Show How Particles Can Break the Speed of Light」。
     量子には「壁抜け」ができる。トンネリングと呼ぶ。理論によれば、壁があることにより、量子の移動速度は却って増す。ということは、何もない空間を飛んでいく光のスピードを、量子は、なんらかの壁を抜けることによって、超えられるかもしれない。

 ※偉い学者・研究者たちは、皆、最先端の学問・研究で、忙しい。政治的運動を組織しているヒマなど無いのがとうぜんである。その隙に、○○党など反日機関の意を体した、ちっとも偉くない《先生》は、つけこめる。これが日本学術会議等の膿構造なのだろう。(参照) ttps://ferreira.exblog.jp/30246113/ 

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Eileen Guo 記者による2020-10-20記事「The DOJ says Google monopolizes search. Here’s how.」。
    米司法省はグーグルらの独禁法違反を16ヶ月捜査していたが、トランプ選挙が近づいたため、見切りでの早期起訴を迫られたようだ。

 グーグルの検索エンジンは、米国内では8割の人が使用している。この検索画面に相乗りさせる広告からの収益は、1年で数百億ドルにもなっているそうだ。
 ウェブブラウザーの上でグーグルがデフォルトの検索エンジンにされているのがそもそもいけないと司法省は言う。

 世界中でオンライン・サーチに乗せられている広告の料金は総額500億ドル。そのうち400億ドルがグーグルの懐に入っているのだという。
 2010年以降、欧州ではグーグルは3回、訴訟を起こされており、これまでに90億ドルの罰金を支払っている。

 今回の司法省の起訴だが、結審するまでに数年かかるだろう。1970年代にIBMが起こされた訴訟は、結審までに13年がかりだった。また1997年にマイクロソフト社が起訴された一件は、片付くのに5年を要している。どちらのケースでも、企業は、強制分割は免れた。

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 ストラテジーペイジの2020-10-21記事。
   韓国製の装甲兵員輸送車「K152」がナイジェリアで対ボコハラムの鎮定作戦に使われている。最近、売れたのだ。
 その前に5.7トンで「K151韓国製軽戦術車」という4×4があった。その拡張型だという。

 4人乗り。その車体後部の天板を嵩上げし、視察窓と銃撃ポートを設けた。それにより、車内から立姿で車外を銃撃することもできるようにした。

 ナイジェリア軍は100両以上のMRAPを装備している。重さはK151の3倍近い。重いということは、運用コストがそれだけかかる。だがナイジェリアではIEDの脅威がイラクやアフガンほどには深刻ではないと分ってきたので、そこに韓国人が軽装甲機動車を売り込むチャンスがあった。

 ちなみに韓国軍は、1.5トンのジープ型のK131から、HMMWVもどきの国産版を経ることなく、いきなり軽装甲機動車へ世代交代させている。
 K131はHMMWV登場より12年あとの1997年導入なので、これは確信あっての方針だった。

 ※車両の防護力を欲張ると車重は無限に重くなる。それを一定サイズ内に抑えんとするならば、エンジンは内燃機関でなくてはどうにもならない。つまり「電気化された陸軍」というのは、将来もありえないのである。軍隊はぜったいに排出ガスゼロなど約束するはできない。これは何を意味するかというと、小型軽量のガソリンエンジンやディーゼルエンジンの技術に自信やこだわりがある民間用乗用車メーカー社内の有為の技術者は、将来の生計の基盤として、軍用車両市場を考えるしかないということなのだ。ホンダがF1から撤退すると決めたのは遅すぎる。軽量車体で高速を競うモーターレースの世界では、これからの動力源は電池になるに決まっているからだ。だが重量級・高負荷のモーターレースというものがあるのなら――たとえるなら競馬の輓曳やクロスカントリーのヒルクライムのようなもの――そこに研究資源の一部を注入し続けることは、大メーカーにとっては長期的に賢明なはずだ。装甲車のF1を開催するといい。それでみんな理解するよ。

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 おしらせです。
 次回の地政学講和は11月18日水曜日を予定。ひょっとしたら次回から「ズーム」を使うかもしれません。また変更等ありましたら逐次にお知らせをいたします。



ニッポン核武装再論


なぜ私は核武装論をやめたか (Voice S)