インドが10個の衛星を同時投入した。7日に。

 Defence Review Asia の記者による2020-11-3記事「IAI Unveils New Passive Coherent Location System (PCL)」。
     IAIの傘下企業である「エルタ・システムズ」が、民間のFM放送タワーの電波の攪乱を手がかりに、敵機の襲来を察知する、防空用のパッシヴ・レーダーを完成した。商品名は「PCL」と称す。
 利用するのは、民放FMラジオ局の放送タワーから出ているデジタル地上波信号である。

 こちらも複数のPCLを展開することにより、上空の3Dマップができる。どこに敵機が存在するのか。飛行機だらけの空間の中から、敵機だけを追尾することもできる。

 PCLは都市部でも、無人の僻地でも、同じように機能してくれる。

 最初からレーダーをONにして飛来する敵機ならば、FM放送電波を利用するまでもなく、パッシヴに位置探知と追尾ができる。まったく電波を発しないで飛んでくる敵機に対しては、環境中のFMラジオ電波を利用する。

 敵機の方からはこっちのPCLがどこにあるのか、まったく探知はできない。
 ※SEADに自信のあるイスラエル軍だからこそ、こういう装備を追求する。ここで余談だが、対レーダーの片道特攻ドローンとしての大成功作である「Harpy」の巨大バージョンを、もし中共軍や韓国軍がスウォームで間歇的に放ってきたなら、日本海側の地ージスがその機能を維持できるはずがないんだよね。そして中共も韓国も「ハーピィ」をイスラエルから何十年も前に買って、研究済みなのだ。

 ※先日、ロケット弾について検索していたらなぜか「トッカグン」という吉本芸人の動画にヒットし、あまりに自衛隊の部内者用語が平然と出てくるので、唖然としながら、すっかり1時間くらいも閲覧してしまった。果たして「周辺視」などといったジャーゴンを部外の人が聞き、どのくらい理解ができるのだろうか。ともかく、時代は変わったね。



極東日本のサバイバル武略


日本陸軍兵器資料集 (ミリタリー・ユニフォーム)