シーウルフ級原潜内に南京虫が発生し、もう1年間も格闘中であるという。

 あれは痒いらしいな。
 詳しくは、Joseph Trevithick 記者による2021-3-10記事「One Of America’s Most Capable Submarines Has Been In An Ongoing Battle Against Bed Bugs」を見よ。母港はピュージェットサウンドか。

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 JENNIFER H. SVAN 記者による2021-3-11記事「Coronavirus vaccinations delayed for Army in Europe as infections rise」。
   ドイツ駐留米兵に対する新コロワクチンの接種は来週、停頓する見通し。荷が届かない。
 ワクチンは今後「セベラル・ウィークス」は届かないであろう。

 モデルナ・ワクチンは、1射目と2射目のインターバルを4週間とするように推奨されている。
 着荷の遅れにより、この4週間よりも余計にインターバルが空いてしまう人が出ると見込まれる。

 モデルナの試験データは、28日間のインターバルで2度接種したときに94%の発症予防力を示した。
 しかしCDCによれば、インターバルが6週間に伸びたとしても、まあ大差はなかろう、という。

 他方、在韓米軍は今週、ジョンソン&ジョンソン社製の、1発射つだけで済むワクチンを、8000人弱分、受領した。
 また、空軍のセントラルコマンド(守備範囲はエジプトからカザフスタンまで)は、ジョンソン&ジョンソンの新コロワクチンを今週、受領した。
 在日米海軍も、まもなくジョンソン&ジョンソンを受け取る予定。

 DODとしては、海外の、高度な民間病院施設が近くには存在しないような僻地の駐留米兵に対して、緊急優先的にジョンソン&ジョンソンを接種させてやりたいという方針。

 それで欧州は後回しにされるのだが、兵隊はともかく、その家族はものすごくイライラしている。

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 Von Klaus Wiegrefe 記者による2015-2-3記事「Were Americans As Bad as the Soviets?」。
    歴史家の Miriam Gebhardt は最新の著作の中で、ソ連軍だけでなく米軍・英軍・仏軍兵士もさんざんレイプ犯罪を働いていたことを調べ上げ、発表した。
 1955年まで米兵はドイツ国内で19万件のレイプ事件を引き起こしていると彼女は推定した。多くは1945年に起きた。

 バイエルンのカトリック教会が詳細な記録をつけていたのが試算の役に立った。

 占領軍は、家のドアの前に、居住者全員のリストを年齢とともに表示するように1945-8-1に住民に命じた。このため酔っ払った米兵でも若い娘のいる場所は確実に分ったのである。

 尤も、酔っ払いは見境いがないので、若いのは7歳、年増は69歳まで被害に遭っている。

 近年の研究では米兵はイタリアでは民間人を虐殺しているし、フランスでも道々レイプを働いていた。今(2015)、アブグレイブ監獄でイスラム教の捕虜を拷問しているからといって、誰も驚きはしないのである。

 1945から1955にかけて、西ドイツと西ベルリンで独身のドイツ女性が出産した例のうち5%が、レイプによるものであったと考え得る。

 米軍も強姦犯に対する軍法会議を開いている。1945-11までだけでも、1万1000件の性的暴行容疑事件が裁かれている。占領したドイツ地区内で。



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