中共は、亡命チベット人がヒマラヤ国境を越えて逆浸透してくることを極度に警戒。チベット住民は、新聞や書籍を持って出歩くことも、スマホ撮影も、禁止されているという。

 Jared Szuba 記者による2021-4-6記事「US aircraft carrier returns to Middle East as Suez Canal opens」。
    土曜日に空母『ドワイト・D・アイゼンハウア』が随伴駆逐艦とともにスエズを通過。
 同艦隊は先週後半にエジプトの地中海側のポートサイードまで来て、そこで待機していた。

 ペルシャ湾では「タスクフォース50」が活動している。先月後半からこれまで、米国の依頼により、仏空母『シャルルドゴール』が指揮を執っていた。その指揮任務を交替すると見られる。

 ことし1月、ペルシャ湾から『ニミッツ』を母港へ帰してしまったので、ペルシャ湾に米空母が存在しなくなり、米国務省による対イランの核交渉に迫力が伴わない状態だった。『ニミッツ』はパンデミックの影響をモロに受け、通常の期間をはるかに超えた連続200日以上もの洋上遊弋を余儀なくされていた。

 イランは過去数ヶ月間、調子に乗っており、配下のフーシにはサウジをドローンとSSMで攻撃させ、イラクでも手下のゲリラに米軍基地をロケット攻撃させている。

 バイデン政権は、火曜日から、ベトナムにおいて、イランとの非公式の交渉に入っている。

 ※米欧は2015にイランと核合意を結んでいたが、イスラエルとサウジは、それではイランの核武装は止められないと不満だった。それに応えてトランプ政権は2018にイランとの核合意枠組みから離脱した。ところが不動産商人トランプには結局イランと戦争を始める意志などまるでなく、口だけのポーズにすぎなかった、イスラエルとサウジは激しく失望させられた。おそらくビンサルマン皇太子は2015の時点で早くも、《耐核一次元都市》=《リニア都市》を、イラン本土からいちばん遠い山地帯の地下に掘るしかねえ――と肚を括ったのだろう。それが2017にブチ上げられたNEOM=「The Line」計画だ。真の目的を隠してくれる立派な名目を練り上げるのに1年以上をかけたのだ。

 米軍はサウジ本土からペトリオットSAM部隊を3個、撤収させたが、これはサウジ軍の有する防空アセットを有機的に組み合わせて、対SSM、対ドローンの迎撃ができるようになったから。

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 SETH ROBSON 記者による2021-4-7記事「US military help desk closes permanently at Narita airport outside Tokyo」。
     成田空港にはこれまで、在日米軍関係者のために、遺失荷物捜索、書類コピー、基地までの陸上移動案内、宿泊手配などを手助けする「ヘルプ・デスク」が常設(営業時間は昼から午後6時まで)されていたが、このデスクは3-31をもって廃止された。
 成田には毎日平均して30人の在日米軍関係者が、国外から飛来しているという。

 このデスクの廃止により、在日米軍は、年に5万ドルの予算の節減となる。この経費は、陸海空マリンの四軍で分担されていた。

 成田空港と、近郊の主要米軍基地との間を結ぶシャトルバスは、いままで通り運行される。
 じつは去年から、ほとんどの在日米軍関係者は、成田ではなく、羽田を利用するようになっている。

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 Tom McKay 記者による記事「Navy Still Has No Idea What Mysterious Drones That Stalked Its Ships for Days Were」。
    NBCニュースによれば、2019-7に米軍艦がカリフォルニア湾でドローンのスウォームにつきまとわれた、その犯人は、未だにわからないのだという。

 場所は、チャネル諸島の演習レンジで、余所者に見せたくない訓練をする海域。
 ドローンは、数日間にわたり、つきまといつづけたという。

 つきまとわれた艦はアーレイバーク級の『キッド』。その近くには『ラファエル・ペラルタ』『ラッセル』『ジョン・フィン』『ポール・ハミルトン』も所在した。
 ドローンは、日没後の薄暗闇の時刻帯でも、飛行に不自由をしない様子であった。

 あきらかに陸地から90分以上の往復飛行であった。まず、趣味用のドローンではないだろう。

 クルーズ客船の『カーニヴァル・イマジネーション』号からも、これらの謎のドローンは目撃されている。

 近くに所在したカタマラン船の『ORV アルギタ』号は、調べられたが、そこからドローンを飛ばしていないことは確認されている。

 この事件を最初に報じた『Drive』は、事件が今もって未解明であることはまったく不可思議だという。


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 Thomas Newdick 記者による2021-4-6記事「New Telescopes Will Help Space Force Watch For Hostile Satellite Activity」。
   まっ昼間でも2万2000マイル上空の敵衛星の挙動を見張れる光学望遠鏡を、米宇宙軍はこれから各地に建設する。コロラド、豪州、スペインなど。

 シャッター速度の速い、短波長赤外線をとらえるカメラで撮影する。ベンチャー企業の設計。

 米軍の主力偵察衛星であるKH-11に、ロシアの監査衛星が自在に肉薄して衛星そのものを撮影して行くようになっている。コースを簡単に変えられるのでトラッキングが容易ではない。だから昼間でも見える望遠鏡が恃みになるのだ。
 ロシア衛星は、平時は他国の衛星に接近するだけだが、有事には「破壊」の仕事をこなせることは間違いないのである。



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