Prime Gilang 記者による2021-7-15記事「Design Completed in 2024, Taiwan Accelerates Future Fighter Jet Development Program」。
「Taiwannews.com」によると台湾は2024年に、次の国産戦闘機の機体設計を了える予定。
エンジンは、「F125XX」という新しい国産品を積ませる。
過去に台湾には「TFE-1042-70」という国産のターボファンエンジンがある。それは「F-CK-1 経國」戦闘機に搭載された。
新エンジンの製造は2024年から始まるという。そしてそのコストは米ドルにして3億1000万ドルだという。
機体の開発コストは、「ニュー台湾ドル」にして17億ドル〔0.036を掛けると、6120万米ドル?〕という。
また台湾が公式に認めているところでは、この将来戦闘機の開発計画の資金のうち2000億「ニュー台湾ドル」は、韓国からの融資だという。
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ストラテジーペイジの2021-7-17記事。
6月におこなわれた『フォード』級CVNのFFST(フル・シップ・ショック・トライヤル)。フロリダの160km沖にて、18トンのTNT炸薬を水中爆発させた。これは1987に『CVN ローズヴェルト』(ニミッツ級)に対して実施して以来であった。
FFSTは、艦が大型であるほど、爆発規模も大きくしなければならない。
今回は、マグニチュード3.9の揺れをフロリダ沿岸に感じさせた。
もちろん漁民らはNOTAMで警告されていた。
FSSTは、そのクラスの軍艦が実戦で耐えねばならない水中衝撃波の66%の衝撃を、実際に新造艦に対して与えてみる試験である。
しかし『フォード』はあちこちがぜんぜん完成しておらず、そんなところにショックを与えられてはたまらないという声もあった。
特に、ニミッツ型より高速に設計したエレベーターにガタがくるんじゃないかと、関係者は恐れた。
ニミッツ級では、2.3トンの弾薬を、水線下の弾庫から、分速30mで飛行甲板まで持ち上げてきた。
フォード級のエレベーターは、10.9トンの弾薬を、分速45mのスピードで持ち上げてくれる。
これによってフォード級は、24時間のうちに発進させられるコンバット・ソーティの数をニミッツ級の3割増しにするというのが謳い文句である。
『フォード』のレーダーはXバンドとSバンドのデュアル式である。
これがどうも調子がよくないので、2番艦では、XバンドレーダーとSバンドレーダーを2つに分ける予定という。
電磁カタパルトEMALSには最初から基本的な設計不備があった。旧来のスチームカタパルトは、1台を修理しているあいだに他のカタパルトをひきつづき回転させることができた。ところがフォードのEMALSは、点検修理のためにそのどれか1台を止めると、そのあいだ、他の3台の故障していないカタパルトもすべて、動かせなくなってしまうのだ。
着艦ワイヤー(やはり電磁制動式)も、ニミッツ型より頻繁に故障してしまう。それではコンバットソーティもニミッツ型以下となってしまう。
目下、EMALSは、400発進ごとに1回の修理が必要である。ニミッツ型では、4100発進ごとに1回でよかったのだ。
修理が頻繁に必要ということは、人手が余分に要るということ。フォード型計画は「省力」を売り物にしていたのに、逆になった。
正規空母からの攻撃は、米海軍では、最大4日連続の「サージ」を想定している。つまりMaxのコンバットソーティのレートを4日間、昼夜ぶっつづけに維持できなくてはならない。
EMALSのトラブルが解決されないと、「サージ」は4日どころか最初の24時間も続けられずして頓挫してしまうことは必定である。
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ストラテジーペイジの2021-7-18記事。
インド政府は、OFB=軍需産業委員会 を解散させた。
こんな腐敗した政府機関があるからインドの民間軍需企業がまともに育たないのである。
OFBがロシアのカラシニコフと提携して巨費を投じた「AK-203」自動小銃工場は、まったくの失敗におわった。いまだにインド軍警は、大昔のAK-47の方を信頼しているありさまだ。そしてドイツや米国から、信頼性の高い完成品を輸入しなければならないのである。
OFBの歴史は古く、そもそも1775年に英国東インド会社が創立した、軍需品の自給拠点であった