車内ぜんたいに水が入ってもなお、比重が1未満を保つ乗用車があれば、救える命があるかもしれない。

 Paul Lienert 記者による2021-7-23記事「Explainer: Understanding structural EV batteries」。
    ストラクチュアル・バッテリー(構造体型電池)は、車両の応力を分担する構造体と融合し一体となったようなバッテリーである。
 電池をシャシの一部として整形し、シャシ=電池とすることで、電気自動車の総重量を軽量化できる。よって、航続力も伸ばせる。

 米国のGM社は、マトリョーシカ(入れ子人形)のようにシャシの構造材内部に電池を封入する方法に挑戦している。

 テスラがまもなくドイツで製造しようとしている「モデルY」では、2枚の金属板の中心に長い円筒電池を接着剤で閉じ込める。

 別な企業複数は、円筒形電池を捨てて、角柱形の電池を模索する。それをそのまま構造材にできるような角柱単位を。

 ※もちろん最終勝者は、複雑で自由な三次元カスタム曲面の「板金」をそっくりそのまま電池にできる技術だろう。これを完成したメーカーは、世界中の電気自動車メーカーからその「構造電池鈑金」を売ってくれと頼まれるようになるはず。自動車だけじゃない。それで飛行機でもボートでも潜水艦でも電車でも造れる。クォンセット・ハウスも造れる。住宅と輸送機械の市場を支配できるのだ。

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 Akshita Jain 記者による記事「14 Indian post-Covid patients develop ‘unusually large’ liver abscesses, 1 dies from excessive bleeding」。
    インドの首都デリーの私立病院で、新コロに罹って治った患者、すくなくも14人に、肝臓の肥大、肝臓の複数箇所の膿瘍が認められたと。
 そのうち13人は退院できたが、ひとりは腹腔の膿瘍が破れて大量出血して死んだと。

 14人は28歳から74歳。うち4名が女性。

 膿瘍はどちらの肝葉にも複数見られた。ひとつは19.8センチあった。

 この病院の医師たちは、新コロ治療のために投与したステロイド剤が引き金ではないかと。ステロイド剤は免疫を弱める。

 そこを、汚い水に由来する寄生虫が襲ったのではないかと。

  ※とりあえずわたしゃ1発目のファイザーを打ちましただよ。皆様もどうぞご自愛くださいね。