カワサキが、山小屋に100kgの荷物を届けられる無人ヘリを運用開始していたとは、知らなかった。

 日本アルプスのような無人に近いエリアなら、こういう運行の規制は緩いのだという。『朝雲新聞』にて承知した。
 だったら無人機特区は大雪山系や日高山脈に創ればいいわけじゃないか。

 それと、100kgなら遭難者の搬送にも使えますよね。

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 Liu Zhen 記者による2021-11-2記事「Chinese satellite hints at space warfare prowess by dodging US surveillance」。
   「Shijian 20」は中共の最も重い、最新の通信衛星で、7月に打ち上げられた。
 その衛星を近くから観察するため、「USA 271」衛星が軌道に接近した。
 すると中共衛星はすばやく軌道を変更して逃れ去ったという。この話は金曜日に「ブレーキング・ディフェンス」というウェブサイトが公表した。

 2018年に観測されたこと。中共の「Tongxin Jishu Shiyan 3」衛星が静止軌道に投入された。が、それを静止軌道まで持ち上げたロケットの最終段は、衛星を分離後も、さらに余分に搭載していた燃料でモーターを吹かし、衛星と並行の軌道にみずからを乗せ、「デコイ」になったという。

 2016に打ち上げられた「Shijian 17」は特に注目されている。この衛星はロボットアームを持ち、静止軌道にありながら、幾度もポジションを変更した。

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 Alex Wilson 記者による2021-11-1記事「Australian warship stops at Navy base in Japan to replace helicopter lost at sea」。
    豪州海軍駆逐艦『ブリスベーン』が横須賀に初寄港。金曜日。

 同艦は10-13にフィリピン海にて訓練中、艦載の「MH-60R シーホーク」を事故で水没させてしまったので、その代替機を、横須賀で受領する。
 この事故による死者はなかった。乗員3名は20分にして掬い上げられた。

 代替機は木曜日に「Nowra」海軍基地から横田基地まで豪州空軍のC-17によって空輸され、そこで準備が整えられている。

 事故原因は調査中。
 駆逐艦は新ヘリ搭載後、すぐに出港する。

 『ブリスベン』は米海軍の『アーレイバーク』を小型化したようなイージス艦である。

 『ブリスベン』乗員は、新コロ事態下ゆえにヨコスカ基地の外までは出られないが、基地内でショッピングはできる。

 『ブリスベン』がシドニーを出港したのは9-22であった。いちど出港すれば、4ヶ月から5ヶ月は戻らない。ここに来るまでにマレーシアと韓国に寄港している。横須賀を出たら、次は佐世保に寄る。そこから韓国に再び寄り、豪州に戻る予定だ。

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 Benjamin Hunting 記者による2021-11-1記事「The Best Advice for Buying a Car Right Now? Don’t.」。
   今、新車か中古車を買おうと考えている貴男。われわれは忠告する。待て。

 全世界的に物流が逼塞しつつある影響で、車両の販売価格が異常に高騰しているから、カネを損することになるぞ。部品もすぐ手に入らず、とてもよくない時期なのだ。

 年内は、当面、まずいだろう。

 2021年の前半の時点で、フォードもトヨタもGMも、車両組み立てに必要なコンピュータチップの入荷に半年も待たねばならぬ異常事態となった。すべては武漢ウイルスのせいだ。

 半自動運転のような新機能が新車にますます導入されている結果、チップが特に足らなくなった。

 人気のトヨタのSUV「RAV4」は、納車までに3~6ヵ月、客に待ってもらっているところだ。

 新車の品切れは、中古車価格を押し上げる。新車よりも高額で取引される場合もあるほど。

 武漢肺炎以前とくらべて中古車は4割、高額になった。10年以上前のモデルでも、以前より3割、高くなっている。均すと、米国の中古車の平均価格は、2万6000ドルである。

 レンタカー会社もピンチ。武漢肺炎で航空旅行がダメになったとき、手持ちのクルマを売り払ってしまったのだ。それが今、また必要になってきたが、新車はおろか、中古車すら入手難。パンデミック以前より5割以上、値上がりしているので。それで、2016年型の中古車まで、オークション市場で競り落とそうとしている。特にSUVがないと、米国のレンタカー屋は商売にならぬ。

 こんなとき、ディーラーは、客からディスカウントしろよといくら迫られても、応ずる必要を感じない。
 今や客は、選り好みはできない。
 新車価格は、均すと、4万5000ドルを超えている。

 自由主義経済では、市場調節機能というものがあるから、2022年になれば、供給が需要に追いついてくる。特別な事情の無い、一般の買い手は、それを待った方が、カネを損しないで済むだろう。

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 Benjamin Kibbey 記者による記事「Taiwan Special Forces Have Been Working With US Troops, but Who Are They?」。
   台湾で米軍特殊部隊が稽古をつけてやっていると台湾政府が公式に認めたが、いまさら誰が驚くだろうか。
 米陸軍の第一特殊戦群は1年以上も前に、台湾兵との合同訓練のビデオをフェイスブックにて公開しているのだ。

 ※台湾軍と警察の特殊部隊を詳細に紹介してくれている長い記事。略す。