さて、またバイト探しなわけだが……。

 Thom Patterson, and Meg Scarbrough 記者による記事「Major eVTOL Companies Ramping Up Flight Schools」。
   カリフォルニアにある「ジョビー・アビエーション」社が火曜日に発表。
 この会社が製造する、電池モーター動力の小型VTOL機のための、操縦学校を自前で設立すると。

 電動の小型VTOL機には、政府のレギュレーションが未だない。市場に投入されている製品がゼロだから当然だ。
 よってメーカーがその学校を創り、この学校で学んだ生徒には、このメーカーの社員になる道も用意してやる。

 たぶんFAAは2023年にはこのタイプの航空機のレギュレーションを定めるだろう。それを待ってはいられない。

 ジョビー社は、パイロット1名+客4人のVTOL機「eVTOL」を開発中。
 航続距離は、満充電で150マイル。そのさいの巡航速度は200マイル/時である。

 すでに試作機は、1回の充電で154マイルを飛んでいる。
 ティルトローターが6基。つまりモーターが6個だ。

 ジョビー社はまずロサンゼルスでこの飛行機300機による輸送ビジネスを、Uberをパートナーにして、2024から始めたい。スマホで飛行機を呼びつける、ライドシェアのエアタクシーのようなものを考えている。

 次。
 LeRoy Cook 記者による2021-10-29記事「Off Airport Landings Are Risky Business」。
    小型機で、飛行場でない不整地に降りるときは、まず、高度800フィートから、よさそうな地形を見渡す。ついでに、地上で吹いている風の向きを見極めねばならない。

 ついで、200~300フィートまで高度を下げて、着陸の予行フライパスをしてみる。これで、着地滑走中にハマってはまずい水溜りなどを視認できるはずだ。

 フラップ半開でアプローチし、着地直前に、フラップを全部引き出す。
 もちろん、途中でゴーアラウンドできる心構えが必要だ。

 荒地着陸の素人がやってしまいがちな失敗は、失速速度よりも10ノット高速でタッチダウンすること。その方が安全余幅が得られると思うのだろうが、その10ノットが破滅を引き起こす。

 荒地着陸は、着地の瞬間には失速速度に落ちていなければいけない。

 地面から12インチしか離れていないところで機体が失速しても、何の問題もないのだ。それに慣れることだ。

 座席ベルトは、きつく締めておけ。

 荒地で離陸するときは、座席をできるだけ前へ出しておく。下方視界を得るためだ。
 首輪式の飛行機であれば、できるだけ首輪は浮かせ気味にして滑走する。特に植生のボサは踏まないように。
 尾輪式の飛行機では、ボサを越すとき以外は機首上げを焦ってはならない。揚力を稼げなくなる。高速にすることなく、低速で空中浮揚してしまうことが肝要である。

 もし、離陸滑走地面に全面的に丈の長い草が茂っていたなら、何度かそのコースをタクシングし、草を圧してから、離陸滑走するとよいだろう。