直すと「二次災害」が発生しかねないため、直さず放置。よくありますよね?

 John Vandiver 記者による2021-12-6記事「China’s navy seeks Atlantic base in West African nation, report says」。
    赤道ギニア(アフリカの西海岸にあり)に中共が海軍基地を建設したがっているとWSJ紙が日曜日に報じた。

 もし実現すれば、米本土東海岸の「対岸」に、敵海軍の根拠地ができあがることになる。

 赤道ギニアは人口は120万人しかない。

※《note》 https://note.com/187326mg/ の『戦時欧州飛脚記』のタグに「兵頭二十八」とあるべきところが「村上格一」となってしまっている問題ですが、直し方が分からないので放置しております。

 次。
 Ross Pomeroy 記者による2021-12-6記事「The Biggest Myth About Nuclear ‘Waste’」。
   原発反対派は、原発がカーボンフリーであることは承知しているので、攻撃カードとしては「放射性廃棄物」をとりざたする。

 だが「使用済みウラン燃料棒」は、将来、再利用ができるという点で、一般概念の産廃とは異なる。

 いま、アメリカ合衆国は、必要な電力の五分の一を、原発から供給されている。その原発からは、毎年2000トンの使用済み燃料棒が生産される。

 これらをぜんぶ、コンクリートとスチールでできた「樽」に入れて地下貯蔵するのはたいへんじゃないかと思うだろうが、1950年代からのすべての放射性廃棄物を積み上げても、1つのフットボール競技場の上に10ヤードの高さに積みあがるだけである。

 それしきを数百年間貯蔵する技術は、米国のプラント技術者たちにはちゃんとあるのである。
 じっさい、これまで、放射性廃棄物による「事故」は発生させていない。

 ところで米国でいま稼動中の原発は、ウラン燃料棒の潜在エネルギーのせいぜい3%から5%しか、引き出せていない。それで「使用済み」とされ、貯蔵にまわされる。

 しかしフランスやロシアでは、それら使用済み燃料棒を再び核分裂発電の熱源としてリサイクルしている。

 なぜ米国でそれをやらないか。連邦議会議員たちが反対するためだ。反対理由は、使用済み燃料棒に含まれるプルトニウムが、米国の敵対勢力の手にわたるかもしれないリスクは、ゼロにしなければならないというのだ。

 だが朗報もある。
 ビル・ゲイツの「テラパワー」社などのベンチャーが、米国内の使用済み燃料棒だけを燃料源にできる新型原発を研究していて、早ければ2030年代に完成する。そうなると、数百年間は、発電のための新規のウラン探しは、必要がなくなってしまう。