アラスカのフェアバンクス大学は、アラスカ沿岸での昆布養殖を考えているようだ。

 いままでまったく考えていなかったらしい。だから「のびしろ」が、ものすごくあるはず。

 魚介に関しては、悪いニュースがある。ここ七年間で、アラスカ沖で獲れる紅鮭のサイズが3割小さくなったという。キングサーモンの体長は半分になったと。

 あと漁業関係の英文ニュースで面白いのは、南支沿岸での魚介類養殖産業が、土地限界、人件費高騰と環境規制の壁につきあたったのに対して、ブラジルがそのすべての点で「のびしろ」十分な上、合衆国市場へ輸出する場合に無税というアドバンテージもあるので、いずれ中共の養殖産業を凌駕するだろうという分析。

 あと、今年の初めに中共が新コロ汚染を理由にロシア極東の漁業会社からのスケトウダラの輸入を禁じたために、おびただしい在庫の行き場がなくなってしまい、東南アジアからアフリカまで転売先を探しているという話の結末が不明。

 ※漁業系の英文ニュースをもっと知りたいというリクエストのある方は、ユグドアにメッセージを添えてくだされば、よろこんで応ずるでございましょう。また、他のいかなる分野であろうと、皆様の御喜捨次第でございます。

 次。
 Thom Patterson 記者による2021-12-6記事「Embraer’s Eve Cuts New eVTOL Deals in Australia」。
    ブラジルのエンブラエル社の子会社である「Eveアーバンエアーモビリティソリューションズ」は、豪州シドニーの観光航空会社「シドニー・シープレーンズ」社から、50機の、電動VTOLタクシーを受注したと、月曜日に発表した。

 この発表をうけてエンブラエル社の株は5%値上がりした。

 50機の納品は2026年にスタートする。

 SS社は、この機体を運用するより早く、2024年からシドニー湾上空を電動飛行機で遊覧飛行する商売を始めたい。拠点はローズ湾飛行場。

 土曜日には、別の豪州企業であるノーティラスアビエーション社が10機のEveのeVTOLを買うと発表。こちらの納品は2026年には完了するという。
 ノーティラス社は豪州最大のヘリ運用会社だと自慢している。

 Eve社によると、これまで、バンコク、マニラ、シンガポール、東京、メルボルンに買い手がみつかり、その受注機数は100機に達したと。

 ことしの前半、ドイツの電動有人VTOL機メーカーの「ヴォロコプター」社は、日本と韓国と中国に売り込みを開始した。

 エンブラエルの電動VTOL機は、8軸のローターで機体を浮かせ、2基のプッシャープロペラで前進スラストを得る。

 英国と米国への売り込みは「Halo」社が代理人となっている。すでに200機受注し、2026から納品開始すると。

 ウォール街の投資会社、モルガンスタンレーの見通しでは、2040年までに、電動ヘリ市場は1兆ドル規模に膨らんでいるであろうとのこと。


(管理人Uより)

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