■《note》 https://note.com/187326mg/  の最新Upは、日独伊三国同盟について米内光政を軸に見直したい人のための摘録集成であります。

 ただし小磯国昭の自伝摘録が今回は収まらなかったので、後日別な米内本を紹介するときにまたこの関連テーマで一挙ご紹介をしたいと思います。

 いまドイツ人が何を考えているか?「ロシア牽制のために中共が強くなって暴れてくれればいい」と思ってるんじゃないか。

 これは1930年代以降のソ連周辺諸国の外交オプションが、姿を変えてまた生長しているのだとも看做し得る。国防の死活的要請があるならば、敵国の反対国境に所在する好位置の「悪者」と軍事同盟するべきなのか? 米国もWWII中はスターリンと同盟し、冷戦期後半には中共と結託しました。

 次。
 BEN FOX and VLADIMIR ISACHENKOV 記者による2022-1-29記事「Russia’s risky options beyond full Ukraine attack」。
    2014にプーチンがクリミアを切り取った。同時にドンバス地方で武力内乱を起こさせたが、これですでに1万4000人もが死んでいる。

 ロシアは石油の生産量において、サウジアラビア、米国に次ぐ、世界第三位である。そしてヨーロッパ人が消費する天然ガスの40%を供給している。

 また、あまり注目されていないが、主として発展途上国向けに、穀物も大量に輸出している。

 ロシアからの輸出が止まれば欧州は迷惑するが、この迷惑は一回きりである。なぜならそんな経験をしたら二度と欧州人は、ロシアのガスには依存しようなどと思わなくなる。ロシアは「ガス禁輸」のカードを、優良顧客とともに、永久に失うのだ。

 プーチンは、北京冬季五輪の開会式に参席するという。


★《続・読書余論》豊田穰著『激流の孤舟 提督・米内光政の生涯』講談社 昭和53年刊