中共海軍は豪州軍のP-8がソノブイを撒いてシナ潜を炙り出していたのに焦り、近くの水上艦からレーザー光線を発射させたらしい。

 その行為についてすっかり開き直っている。現場はアラフラ海。すなわちダーウィン港の沖合いだった。

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 Tibi Puiu 記者による2022-2-23記事「More people now die young because of guns than car crashes, accounting for millions of lost years of life in America」。

    1960年代後半、米国では、人口10万人に対して、25人以上の自動車交通事故死が、毎年あった。

 この自動車交通事故の人口あたりの死者率は、一貫して下がり続け、今日では、半分である。

 同じ時期、火器による米国人の死者率は、一貫して上がり続け、とうとう、交通事故を抜いたことが、最新(2009~2018)統計によって分かった。

 今、全米で、毎年、150万人近くが、銃器によって命を奪われている。

 ※いま、ロシアがたくらんでいるのは、この銃社会の米国で内戦を起こさせることだろう。その目的で、《プロ・クレムリンのトランプ派が電力網を攻撃している》といったルーモアを広めるのではないかと思う。

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 Alex Hollings 記者による2022-2-22記事「How Russia uses the media to convey a false image of military prowess」。
    リフレクシヴ・コントロール(反射反応支配)とは、ロシア人が好む「マスカーロフカ(maskirovka)」=韜晦戦術 で、敵手に、こちらにとって都合の好い決心をさせてしまうよう、特別に用意した情報によって誘導をしてやること。

 ロシアの年間の国防予算は600億ドルくらい。これは英国と同じくらいにすぎない。
 ということは、その配分をよほど考えなくては、ロシアは虚勢を張れない。

 防空能力の高い水上艦、砲塔内を無人にしてトップアタックから乗員を守れるようにした新型戦車、最新世代の戦闘機などは、完成度も低く、大量注文することもとうてい不可能である。ではどうするか? 宣伝によって、いかにも有力で数が多いように印象づけるしかない。

 都合の好いことに西側メディアは客商売だから、人気の面白ネタに必ず食いつき、勝手にその宣伝担当になってくれる。ロシア唯一の「第五世代戦闘機」といえる「スホイ57」は、1機ずつ異なるプロトタイプが12機、量産型はたった2機しか存在せず、実戦力として無視できるのに、西側の飛行機マニアの脳内においては、そうではない。

 かたや、第五世代のステルス戦闘機、F-22とF-35だけでも数百機を飛ばせる米軍の実力を、西側メディアがわざわざ宣伝することはないのだ。

 空想兵器をロシア側から一方的に発表しても、西側人民は信用してくれない。
 しかし、「ステイタス6/別名《ポセイドン》」のように、米軍の情報組織に図解をチラ見せして、その情報組織内の精勤幹部とその上司がおおいに頑張って部内と部外へプレゼンしてくれるように仕向ければ、それは外交の力に転換される。ちなみに「ステイタス6」は巨大核魚雷で、ニューヨーク港まで気付かれずに潜入し、50~100メガトンの水爆を水中で炸裂させ、放射性の津波によって都市を永久汚染する、という。実体はどこにも存在しないのに、すっかり有名になったのである。

 戦場で勝つためのリアルな兵器ではなく、相手を恐怖させて従わせる「宣伝工作」が、ロシアの武器なのだ。

 ※ロシアがNATO加盟国にサイバー攻撃を仕掛けたら、即座に報復としてノルドストリームの「1」と「2」を爆破する。それでロシア問題はカタが付く。ちなみに昭和63年に岡山新聞報道部がまとめた『瀬戸大橋』という本によると、「電磁誘導発破」という海底発破術が実用化されている。ループアンテナを、離れた海底に置いて、そこで交流を流すと、雷管側の起爆素子に誘導電流が生じて、ドカンと行く。この起爆素子は土中でも使えるんだそうである。今日ではもっと優れたデバイスが、あることだろう。