最新の《続・読書余論》は、船田亨二著『ローマ法入門』昭和18年刊・ほか です。

 ローマは三回世界を支配したのだとよくいわれます。その三回目が「法学」です。今日のすべての国がその影響を受けています。

 《note》 https://note.com/187326mg/  をごらんください。

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 John Konrad 記者による2022-3-3記事「UPDATE: NATO MEMBER OWNED SHIP SINKS OFF ODESA ? Russia Used Civilian Ship As A Human Shield」。
   木曜日、エストニアの船会社が所有し運用するパナマ船籍の貨物船『Helt』号ががオデッサ沖で露艦隊に砲撃されて爆発沈没。

 ウクライナが陸上で防備を固めているオデッサに近づきたいロシア艦隊が、この貨物船を「タマよけの盾」として使おうとしたものの、船長が従わなかったために、撃沈したっぽい。

 ウクライナ海軍の声明。露艦隊がやっていることは現代の海賊だ。
 『M/V HELT』は汎用貨物船で長さ79m。建造されたのは1985であった。

 エストニアは、NATO加盟国である。

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 indomilitary の2022-3-4記事「Ukrainian President Requests Three Squadrons of A-10 Thunderbolt “Tank Buster”」。
   3-3の『ディフェンスニューズ』によれば、ゼレンスキー氏は米国に対し、「A-10 サンダーボルト II」を三個飛行中隊分、くれ、と要望したのだという。

 WWII初盤の1941-2にチャーチルが「英国に武器を与えよ。われわれはそれでうまくやれる」と演説し、FDRがそれに応えて武器援助法を議会に通した。それを再演して欲しいと。

 ゼレンスキーは当初はNATOが空軍で上空援護してくれと求めていた。しかしNATOは拒否した。

 ゼレンスキーにいわせると、A-10の機体にウクライナ標識をペイントすれば、すぐにも使いこなせるのだそうである。

 ※ウクライナ政府の戦争指導部は素人の集まりか? 有益な助言ができる側近はゼロなのか? 今次の事変がおさまったあと、「予算が無ければ無いなりに自力でできたはずの努力」すらもロクにしていなかったウクライナ国防省、軍幹部、国会議員、そして大統領の責任が、あらためて問われなければならないだろう。


★《続・読書余論》船田亨二著『ローマ法入門』昭和18年刊・ほか