Danylo Marochko 記者による2022-5-6記事「Kyivstar Resumes Operation of 95% of Its Network in Ukrainian Regions Liberated from Occupiers」。
ウクライナの Chernihiv、Sumy、Kyiv地方では、露軍のために通信インフラが30%破壊されてしまった。
露軍の退却後、このインフラ復旧が急がれている。さもないと住民は、通信手段がないままとなる。
水や食糧と同じくらい、それは住民の安全にかかわってくるものだ。
同地域最大の携帯プロバイダーは「Kyivstar」という。これから2500箇所の中継設備を修繕しなければならない。有線ケーブルも25000kmばかり、破損している。
復旧作業は、兵隊の護衛のもと、テレコム業者のボランティアの手助けも得て、鋭意、進められている。
電灯線が未だ復旧していないところでは、中継タワーを稼動させるために、発動発電機を置く必要がある。
この発発が置かれたところに、住民も集まってくる。スマホに充電するためだ。
そして住民たちは率先して、発発用の燃料を、注ぎ足してくれる。だから作業チームはすぐに次の中継タワーの修理のために移動できる。
露軍は、ピンを抜いた手榴弾を紙コップの中に入れた、簡易型ブービートラップを、しっかりと、すべての携帯無線中継塔の配電盤の中にも、仕掛けている。補修工事は命がけである。
敵兵は去っても、執拗な砲撃が続けられている地域もある。「戦後再建」ではないのだ。「戦中再建」の継続不断の努力が、テレコム業者に求められている。それはライフラインなのだ。
しばしば露兵は意図的に中継塔のボックスを破壊して行ったものだが、住民はその散乱した部品を深夜に拾い集めて、各戸の地下室に保管しておいてくれていた。少しでも修復工事をはかどらせるために。
運がよければ、会社が持ち込んだ発発と、住民が確保していた回収部品だけで、中継塔が復活することもある。
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Jakub Link-Lenczowski 記者による2022-5-6記事「WB Group reveals multimission quadcopter」。
ポーランドの武器メーカー「WBグループ」は、胴体が垂直円筒状である戦術用のクォッドコプターを試作した。「Xフロンティア」と称する。
ペイロードは交換式で、最大400グラムの爆薬とすることもできる。
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indomilitary の2022-5-6記事「Australia Announces Project XLAUV ? Massive Underwater Drone」。
豪州政府は、海底送電ケーブルの保護のために投資する。
その一環として、XLAUV(特大自律潜航艇)を開発する。投資額は200万豪州ドル。
潜航可能深度は30mに過ぎないが、長大な航続力を与え、さまざまな兵装により、中共の脅威に対抗させる。
豪州海軍はプロトタイプを3機こしらえる。3年がかりで。
UUVの経験がある米国企業のAnduril社が豪州内の工場で製作する。
Anduril社の「Dive-LD」は重さ2.7トン、全長5.8m×径1.2m、7ノット未満で最大航続313浬可能である。XLAUVは、これを拡大する感じになるであろう。