Howard Altman 記者による2023-2-10記事「Ukraine Situation Report: This May Be Russia’s First Kamikaze Drone Boat Attack」。
ロシアのSNSに18秒間の動画が投稿された。露軍の無人爆装ボートが、オデーサ市南方の河口に架かる「ザトカ橋」の下を潜る瞬間に自爆するビデオ。
なぜか、爆発後も映しているはずの映像はカットされている。ということは、目立つ破壊には至らなかったのだろう。
ザトカ橋は、鉄道橋・兼・道路橋のようである。
ウクライナのメディアによると、この特攻艇は黒海からやってきたという。
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Parth Satam 記者による2023-2-11記事「‘Only US Engineers Can Modify’: Russian MoD Blames US Defense Firm Raytheon For Upgrading Ukraine’s Tu-141 Drones」。
2月6日に1機の「ツポレフ141」無人自爆ジェット機が露領のカルーガ州に着弾しているのだが、その弾頭は、新しい特別あつらえ品であったという。
ロシアは、米国のレイセオン社の技師がウクライナ軍に協力したものだと非難している。すなわち、航法システムと弾頭に関して。
カルーガは、ウクライナ国境から200マイル=321km 以上、離れている。モスクワからは100マイル=160km南西に位置する。
カルーガ州知事によれば、この無人機は、高度50mの空中で爆発したという。時刻は朝の5時だったと。爆発した場所には森しかなく、地上の死傷者はいない。
元海兵隊のロブ・リーによれば、弾頭は「OFAB-100-120」という高性能爆薬であると。
ロシア国防省は非難している。こんな改造は「ウクロボロンプロム」には無理だと。できるのはレイセオンの技師だけだと。そもそもウクライナには「Tu-141」の設計図面は与えられておらず、したがって、改造もできるはずがない。
「Tu-141」は1979年から89年まで、ハリコフ航空機工場で製造された。総生産数は152機。その一部がウクライナ軍のものになったのだ。
時速1100kmで高度6000mを巡航し、1000km先の標的を攻撃できた。露軍は90年代に廃止した。
今次戦争に際し、ウクライナ軍は、倉庫にしまわれている「Tu-141」を露軍に対して使おうと考えた。ところが最初の1発は逆方向に飛んでしまって、クロアチアに着弾したのである。2022-3の事件。
そのレベルの連中が、自力で何ができようか――というのがロシア側の主張。
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Aleks Phillips 記者による2023-2-10記事「Mysterious Green Lasers Over Hawaii Were Likely From Chinese Satellite」。
過ぐる1月28日に中共はハワイ近海で人工衛星から緑色レーザーを何本も真下に発射して、目撃者を驚かせていた。現地の深夜2時。
これを撮影したのはマウナケア火山上の「すばる」望遠鏡で、29日にユーチューブに投稿もしている。
天文台の日本人たちはこれは米国の測地衛星のレーザーだろうと思っていたが、ユーチューブを見た米国人が、軌道と時刻からして、そうじゃないことに気付いた。2022-4に打ち上げられた中共の大気観測衛星「Daqi-1/AEMS」の仕業であろうと。※漢字にすれば「大気」らしい。
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Jamie Johnson 記者による2023-2-10記事「Pro-gun lawyer shot with own weapon by MRI scanner dies」。
銃器所持擁護活動をTikTok上で展開していたサンパウロの40歳の弁護士が、拳銃を携帯したまま病院のMRI検査室に入ったところ、強力な磁場によって撃針が落ち、暴発。死亡した。
この男、病院へは母の付き添いで行った。MRI検査を受けさせるため。
MRI室に入る前に、病院のスタッフが、貴金属や金属類を外すよう警告しているが、男はそれに従わず、拳銃をベルトに差し込んだまま入室した。
たちまち強烈な磁力によって拳銃はベルトをすりぬけて機械に吸い寄せられた。その途中で撃針が落ち、暴発。弾丸は男の腹に命中した。
男はその病院で2週間以上、救命治療を受けたが、ダメだった。
MRIに関する珍しい死亡事故例としては、2018年に32歳のインド人男性が、抱えていた酸素ボンベごとMRIに吸い込まれたケースがあるという。