ベラルーシのマチュリシチィ空軍基地で日曜日に数回の爆発音。露軍のAWACSが損傷したらしい。

 ベラルーシ人ジャーナリストの Anton Motolko による。この飛行場からは、キンジャル空対地ミサイルを吊るした攻撃機も発進する。

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 2023-2-26記事「Part of the Russian military is transferred from Belarus to the Rostov region」。
   ベラルーシ領内で訓練駐留していた露軍部隊がまた、鉄道を使ってロストフ戦区へ移動を開始した。3月4日にはマトヴェイエフクルガンに到着するだろうという。

 250人を乗せられる客車×5両、有蓋貨車×3両、無害貨車×43両が、列車には含まれる。

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 ストラテジーペイジの2023-2-26記事。
   ラトビアも徴兵制を復活させた。バルト三国の中では、いちばん遅く。

 2017年からラトビア有権者の意識は変化し、たとえば高校では、希望する生徒たちに基礎軍事教練を施せるようになっている。

 また軍は夏季限定で、志願入隊に関心のある高校生が集中的に軍事教練を受けられる「夏季訓練」体験コースも用意してきた。

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 Akayla Gardner and Laura Davison 記者による2023-2-25記事「Biden troubled that China did not take Pentagon call over balloon」。
    金曜日にバイデンがNBCニュースに語ったところでは、中共は米国防総省が気球について問い合わせの電話をしても、それに出ないそうである。

 ※習近平から無断の気球作戦について怒られたもんだから、中共軍は臍をまげて「反抗的態度」を示している最中なのだろうな。

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 Sofiia Syngaivska 記者による2023-2-26記事「Ukrainian Aerostat Perspective, Considering Great Britain Couldn’t Afford Such Campaign Now」。
    気球による空爆作戦は、何も日本の専売特許じゃない。WWII中に英国は、1万個近いバルーンにワイヤーや焼夷弾等を吊るして、ドイツが占領していた欧州大陸の電力網を攻撃させているのだ。

 1942年から44年にかけて、英国は毎日、500個から2000個のバルーンを放流した。
 作戦にかかった費用は公式記録では10万ポンド。敵に与えた損害は1000万ポンドと見積もられた。主に送電線を加害したという。

 吊るしたモノ。
 「ワイヤー」。
 「ビール」と称した缶入りの白燐焼夷弾。
 「ジェリー」と称した缶入りの油脂焼夷弾。
 「靴下」と称した、2.7kgの焼夷剤入りの布袋。
 「レモン」と称した小型地雷。

 現在、露軍は、「Au-23」、「AN-S1」および「VAL-120」というバルーンを実戦投入できる。
 先ごろ、レーダーリフレクターを吊るしてきたのは「Au-23」だ。
 「AN-S1」と「VAL-120」は、小型爆弾を吊るすことができる。

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 Brendan Cole 記者による2023-4-25記事「Russia May Have Run Out of Iranian Shahed-136 Drones: U.K.」。
   2月15日以降、露軍が「シャヘド136」を飛ばしていない。またしても、「タマ切れ」になったと見られる。イランからの追加搬入を待っているのだろう。

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 Phoebe Grinter 記者による2023-2-23記事「New Two Stroke Hybrid Engine for UAVs」。
  スペインの「UAVHE SL」社の新しいハイブリッドエンジン「P1-124」は、2サイクルの内燃機関で11キロワットを発電する。液冷、ギアボックス内臓、アイドリング用クラッチあり。

 燃料は「heavy fuels」を使える。
 最大出力は29馬力(毎分8000回転のとき)。
 寿命は1000時間以上。

 ※こういう空想がゆるされるだろう。何の理想ビジョンも有しない三菱重工内の「お勉強馬鹿」グループと通産省の軽薄課長のコンビネーションでドブに捨てさせた旅客機資金で、もし、ドローン用小型内燃エンジンの大量生産ラインを地道に整備していたなら、いまごろ、わが国が、カミカゼ・ドローンのエンジンで全世界を支配できていたはず。侵略者にはそのエンジンを供給せず、対抗陣営にはそのエンジンをふんだんに供給してやることで、侵略者の鉄道網は弾薬補給の役に立たなくなり、ウクライナの失地は回復された。それは中共をも萎縮させ、世界を明朗化させただろう。

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 John Byrne 記者による2023-2-24記事「Opinion: It Is Time To Sanction Russian Titanium」。
  ※記者はボーイング社の元重役。

 ロシアから輸出されるチタニウムの9割は、「VSMPO-Avisma」社の扱いである。
 会社幹部はプーチンに近い。
 この会社の工場はスヴェルドロフスクにある。したがって「ウラル車両工場」に近い。

 2014年のクリミア事変にさいして西側はこの企業に制裁を加えるべきだったが、エアバス社などの依存度が高すぎて、制裁はできなかった。
 しかし今は事情が違う。あいかわらず欧州は渋っているようだが、断固、制裁対象にするべきである。

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 2023-2-24記事「“The Frequency Hopping System Really Works” The Ukrainian Military From Bakhmut」。
   「AtlasPRO」というクォッドコプターが宇軍の偵察部隊によって使われている。メーカーは、周波数ホッピングによって敵のECMを回避するソフトを作り、バフムト戦線でテストしたところ、調子がよかったという。GPSがまったく使えないスプーフィング環境下でも通信が維持できるのでとりあえず機体をロストしないで済む。

 場所は前線から数キロメートル。
 ATLAS社は2019からウクライナ軍に協力している。