ロイターの2023-5-22記事「Wagner founder Prigozhin says his forces will leave Bakhmut from May 25 to June 1」。
月曜日にプリゴジンいわく、ワグネル部隊は、25日から６月１日にかけてバフムト市から撤収すると。
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2023-5-23記事「Ukraine losing 10,000 drones per month to Russia: UK think tank」。
英シンクタンクが指摘。ウクライナ軍は、毎月、１万機ものドローンを戦場で喪失しつつあり。
これは衛星航法支援電波を攪乱するＥＣＭ機材を、露軍がいたるところで使っている結果だと。
ウクライナ軍が使っている、通信を秘話化するシステムは、モトローラ製の２５６ビットの戦術暗号通信装置。その手の内もいまや露軍によって解析されて、傍聴されてしまっているという。
露軍の強力な電子妨害兵器は、すでに東部戦線と南部戦線では、ほぼ10kmごとに展開している。
※雑報によるとドイツ政府は「タウルス」空対地巡航ミサイルの対宇供与を検討しはじめた。スウェーデンとの共同開発兵器。レンジ５００km。
※雑報によるとトルコ政府は「ＳＯＭ」空対地巡航ミサイルの対宇供与を検討しはじめた。レンジ２５０km。
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2023-5-20記事「French “tanks” have arrived to Ukraine: while not full-blooded tanks, their capabilities are impressive」。
１０５mm砲で歩兵を支援する６×６の重火器支援車「ＡＭＸ-10ＲＣ」は最近ウクライナ軍に届けられた。
1200ｍ～2200ｍの距離で露軍の戦車と射ち合うこともできるが、それは本来の仕事ではない。
これを装備していたフランス軍は、2021年から、新しい「ＥＢＲＣ Ｊａｇｕａｒ」での更新を開始した。それで余剰兵器となった「ＡＭＸ-10ＲＣ」×40両が、逐次にウクライナへ搬入されているのだ。
主砲用の弾薬は38発、車内にあり。
初期型の総重量は15.8トン。最終型は17.2トン。耐ＩＥＤの特製品は22トン。
エンジンは1970年代の初期型だと２４９馬力、最終型だと２８０馬力。
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Defense Express の2023-5-23記事「Old T-55 and T-62 Tanks are Applied by russians as “Assault Guns”, and They Are Effective」。
英シンクタンクの最新報告。
「Ｖｕｈｌｅｄａｒ」市に対する失敗した露軍の攻撃が、露軍戦術の進化を占う最良教材だ。
露軍は、戦車には、遠くから間接照準射撃させた。すなわち移動野砲として戦車を使った。
戦車の主砲は大仰角がかからない。そこは不利だけれども、敵の野砲の砲撃を受けたときの乗員の安全性は、牽引式野砲等に、はるかに優る。それだけ、危険な最前線へ接近させられる。
また露軍の戦車は、歩兵を支援するために、射程２kmから直接支援砲撃を加える役割も担った。すなわち主力戦車を「突撃砲」として運用するようになった。その用法ならば、古いＴ-62やＴ-55でも何の問題もないのである。
露兵はまた、夜間の戦車のサーマル・イメージを、敵の暗視センサーに対して隠す工夫を凝らすようになっている。
対戦車攻撃を実施するウクライナ兵は、ロシア戦車の履帯を狙うことの価値を分かっている。ロシアの戦車兵は、戦車が動けなくなったらすぐそれを遺棄するからだ。「屋上屋」を重ね、ＥＲＡをぺたぺたとはりつけるようになった露軍の主力戦車を、真正面からしかアタックできないのならば、狙う場所は履帯だ。
露軍は、市街戦に投入する戦車は、古いほうが良いと考えている。最新式の高価な視察装置がついていても、市街戦では、ほぼ、そんなものに意味はないからだ。古い戦車は「使い捨て」感覚で投入できる。
ただし露軍は、遺棄した戦車を宇兵が鹵獲しに現れた場合には、しばしば、激しく反撃する。
よって宇軍としては、足を止めた敵戦車の回収は諦め、マルチコプタードローンからサーモバリック手榴弾などをハッチ内に落とし込んで、内部の遺棄弾薬に火をつけて始末するしかない場合が多い。
※動いていない、民間仕様のワンボックスカーを、マルチコプターから手榴弾を落として攻撃するとき、宇兵は、わざと直撃はさせずに少し逸らし、着弾点を地面にして、車体下に伏せて隠れている可能性のある露兵を毀害しようとしているかのように見えるビデオがある。そのさい、車体のやや後ろ寄りの側面のすぐ近くで爆発させてやると、ガソリンタンクに着火させられるようだ。