SNSに、韓国軍の4×4トラックである「KM-450」をウクライナ軍が保有している証拠写真が出た。

 まったく泥もついていない新同コンディション。荷台にはトレッドの削れていないスペアタイヤが多数。新着品だと思われる。

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 Brendan Cole 記者による2023-6-3記事「Wagner Troops Will Defend Belgorod Region, Warns Prigozhin」。
    土曜日にテレグラムに投稿された、プリゴジンの声明。
 ワグネル部隊はいつでもベルゴロドの本土防衛に加わってもよいぞと。

 そのベルゴロドからはロシア正規軍が数千名も敵前逃亡してしまったと伝えられている。

 ただし条件がある。弾薬が補給されてくることだ。

 ※雑報によるとベルゴロドに突入している反モスクワ部隊の中に、キツいポーランド訛りのロシア語を話している連中が居り、雰囲気がどうもポーランド軍の特殊部隊(正規兵)のようだ。BTRに乗って跳梁中。私見だが、ポーランドはプーチン発明の《無徽章グリーンマン》の手口を、そっくり逆用しようというのだろう。

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 ストラテジーペイジの2023-6-4記事。
    ロシアで「スメルシュ」が復活したそうだ。Smershとは、Smert Shpionam の略で、訳せば「スパイに死を」。1943年から活動し、1947まで存続していた。

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 AFPの記事「Germany Tells China to Stop Poaching Ex-Air Force Pilots」。
   ドイツ政府は中共政府に告げた。元ドイツ空軍のパイロットを戦闘機教官として雇用するのはやめろ。
 国防大臣のボリス・ピストリウスがシンガポールで中共のカウンターパートである Li Shangfu に言ってやったんだという。

 ドイツでは金曜日にこのスキャンダルがテレビで詳しく放映された。

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 Defense Express の2023-6-4記事「Analysts Thought russia Still Has Pchela UAVs With Only 10 Sorties in the Tank」。
    ヤコブレフが1986に開発した砲兵の観測用の無人機「プチェラ(蜜蜂)-1」は、やっと1997に露軍に正式採用された。
 半径60kmまで進出する。高度は2500mまで。滞空2時間可能。巡航速力は120~180km/時。ウイングスパン3.3m。

 プッシャープロペラはカウリング内におさまっている。着陸用の脚(車輪)は無い。

 『ミリタリーバランス』の編集部によると、露軍は2022年時点でもまだ「プチュラ-1」を残しているらしい。

 運用はめんどうで、8×8トラックが担ぐカタパルトを必要とする。空挺用の装軌APCであるBMD-1が担ぐこともある。

 過去に実戦で使われたと確認できるのは、2015年のシリア。

 プチェラは、10回飛ばすと、機体にガタが来てもう使用には堪えなくなるという。
 「オルラン-10」がここまで普及したら、もう御役御免だろう。

 ※SNSにまたしてもウクライナのマクガイバー野郎があらわれた。長い棒に沿わせて、RPGの弾頭部分だけ半ダースほど直列に並べて固縛し、後端の1発から導爆線を長く延ばす。これによって「バンガロール爆破竿」の代用品にしようというのだ。工兵が、露軍陣前の鉄条網にこの「手作り」破壊筒をさしこんで、避退して導爆線に点火すれば、幅数mの歩兵用の突撃路が啓開される。ただしモノホンのバンガロール・トーピドーとちがって、その場で二倍、三倍の長さにつなげて差し込む用法は無理であろう。