メルカバを大型トレーラーに積もうとして、もののみごとに天地逆さにしてしまうビデオ。

 乗り上げ口の段差に材木を1~2本敷こうという一手間を惜しむと、こんなことになる。輸送経験者がその場にいないということが伝わってくる。素人に70トン戦車を運ばせているのか。

 じつはイスラエルも「人手不足」のトレンドに、ドはまりちゅうなのではないか?
 それで、あらゆる部局に「油断」も「隙」も生じていたのではないか。

 だとすると、これは他人事ではないぞ。

 次。
 AFPの2023-11-24記事「A nanosatellite and a hot air balloon for emergency broadband anywhere」。

    3Dプリンターを90分、稼動させると製造できてしまう、通信中継衛星の「CubeSat」。これを被災地の上空に「熱気球」に吊るして昇騰させる。

 放球しても、GPS発信機付きなので、後で回収できる。

 このキューブサットをして無線信号を逓伝せしめる。それでLEO衛星群の代わりになる。

 ※長射程の対艦用の無人特攻機群のすぐ後から、大型の無人機を1機、追躡させ、その大型機から点々と、バルーン付きのキューブサットを放出することにより、スウォーム特攻機群からの画像情報を、後方基地までデジタル無線で逓伝できるのではないか?

 次。
 Patrick Hilsman 記者による2023-11-22記事「Autonomous excavator creates 3D map of rocks to build 19-foot-tall wall」。
   チューリッヒにあるスイス連邦公営研究所ETHは、4輪のついた無人のユンボ型重機に、高さ19.6フィート×長さ130フィートの「石壁」を半自動で積み上げさせるという実験に成功した。ユンボの腕の先端は、岩石を摘まんで掬い上げるのに適した巨大な嘴構造。

 このロボット重機は「HEAP」と称する。

 HEAPは、まず地面をスキャンして、転がっている岩石の寸法、形状、重心を計る。アルゴリズムが、その石を、石壁のどこへ位置させればよいかを、自律的に決定する。

 ※写真を見ると、X字状の車軸で、4本のカンチレバーまたはラーメンを、1点から放射させている。4本はそれぞれ独立にタイヤの置き位置を三次元的に調整できると思しい。もちろん4WSであろう。この設計の延長線上には、日本の山林伐採作業の全自動化が見えてくると思う。またたとえば、雑木林の雑木を伐採しつつ、その場で「丸木小屋」を1棟、ロボット重機が組み上げてしまえるようにもなると思う。

 次。
 Boyko Nikolov 記者による2023-11-25記事「Russia is making chopper UAVs, Medvedev showed their assembly site」。
   ロシアは無人ヘリコプターを量産しているぞという宣伝ビデオが出てきた。

 インド人の軍事専門家氏いわく。この機体は「BAS-200」というモデルだろう。
 もともと、災害対策用に開発した民間の無人ヘリだ。

 自重185kg。ペイロードは50kg。

 ロシア連邦の航空運輸省は「BAS-200」に対して2022年末に「認証」を与えている。

 水平飛行速度は160km/時。高度は3500mまで行ける。滞空は4時間までだろう。

 次。
 Ritu Sharma 記者による2023-11-26記事「China’s 80,000 Ton ‘Super-Carrier’ Fujian Tests Electromagnetic Catapult Launch System」。
   中国の三番目の空母『福建』(8万トン)が、電磁カタパルトの海上試験を始めた。
 『福建』の艦隊配備は2025年が予定されている。

 微博に11-26に動画が投稿された。飛行機相当の「錘」を射出した。