旧型ATACMSを含む3億ドルの武器供与をバイデン政権は追加するという。

 LEARN MORE 記者による2024-3-11記事「Russia Weighs Post-Election Tax Hikes to Fund War in Ukraine」。
  プー之介は大統領選挙後に、税制を全面改革すると公言している。
 個人所得税と法人税は、増徴される。

 それによって国の歳入を4兆ルーブル=440億ドルにしたいのだという。

 おそらく現行15%の個人所得税は20%になるであろう。これで500万ルーブルの増徴となる。
 また法人税は現行の20%から25%になるであろう。これはロシア国内の消息通が語っている。

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 Ellie Cook 記者による2024-3-11記事「How Russia’s Deadly FAB-1500s Could Change Shape of War」。
    ソ連時代からある重力投下爆弾としては「FAB-250」「FAB-500」があり、後者はすでにアウディウカ戦線に投下する滑空爆弾の材料として使われているが、最近、「FAB-1500」がそのラインナップに加わった。

 正確な重量は、1550kgである。

 ウクライナ空軍は、露軍が「FAB-500」を滑空爆弾に改造中であるという情報を2023-4に得ていた。

 専門家によると、「FAB-1500」の誘導機構は優秀で、狙ったところから10m以内に落ちているという。

 重力落下爆弾を有翼爆弾化するキットを「UMPK」という。これはずっと以前からあったが、ロシアは2023年夏にその精度を向上させる改型を出してきた。

 ※西側の軍需工業は、不甲斐なくも、155ミリ砲弾の急速増産はできないということが分かった。だったら、戦艦大和と同じ発想が残されているはずだ。個数で対抗できないなら、1アイテムの「圧倒的サイズ」で勝負したらよい。800kgのバイナリーの気化燃料を爆発させたときの威力がだいたいFAB-1500相当になるから、その2倍以上の燃料爆弾を、3Dプリンター製のモーターグライダーに詰め込む。フィリピンあたりのガレージでも大量製造できるはずだ。比島には労働者が余っている。

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 2024-3-12記事「Scientists Make Biodegradable Microbeads From Cellulose」。
   ゲル状の洗髪剤、歯磨き粉などの質感を向上させるために混ぜられている、径0.5ミリ未満のマイクロビーズを、プラスチックではなく、生分解性のセルロースから造り出すことに、英国バース大学の研究室が成功した。

 このサイズのプラスチック粒子は下水処理場のフィルターなどを通り抜けるから、最終的に海に流れ込み、まずいことになっていた。

 ※セルロースをナノ化する研究は日本のどこかで先行して進めていただろう? それとどう違うのだ?

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 2024-3-12記事「Ukrainian Military Shoots Down DIY-Upgraded Russian Drone」。
  さいきん撃墜した「シャヘド136」が、ロシア人の手によって改造されていたことが判明。

 胴体にビデオカメラと通信機材が増設されていた。

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 ストラテジーペイジの2024-3-12記事。
   北鮮の軍需工業は、電力不足、原料不足のためもあって、全力操業の3割しか稼動できていない。

 せっかくロシアから、食糧とひきかえに大量注文を受けたのに、それにフルに応えることができない。倉庫の古い在庫をひきわたしたあとの、新品の納品ができずにいる。

 152ミリ砲弾や、多連装ロケット弾の増産に必要な金属も火薬類(発射推進薬と炸薬)も足りないという。


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 Boyko Nikolov 記者による2024-3-12記事「Captured by Russians Leopard 2A6 tank raises operational questions」。
    3月10日にロシアのSNSに、車体後部右側面を損傷した「レオ2A6」の鹵獲品写真が出た。
 この写真について独誌『Bild』は、ホンモノだと請合った。「2A6」は18両がウクライナに与えられており、そのうちの1両だという。

 アウディウカ近くで露軍の歩兵がこの戦車を待ち伏せ襲撃した戦果だという。乗員は逃げたという。

 現状、宇軍が受領している「レオ2」は、高段階整備が頻繁に必要であり、その修理拠点はリトアニア国内にあるという。

 ※こうなることをドイツ人は最初から予見できたので、M1のあとからでなければレオ2は供与しないと言っていたわけ。内心では『それみたことか』と思っているだろう。