雑報によると東部戦線には何故か必要な地雷が無く、また何故か塹壕土工もされないため、守備兵は退却するしかなかったのだと。政府の腐敗が背景にあると彼らは感じているそうだ。

 Oliver Parken 記者による2024-5-14記事「T-6 Pilot Dies In Ejection Seat Accident」。
    テキサス州のシェパード空軍基地で死亡事故。練習機「T-6A テキサン II」が5-13に地上で座席を不意に射出させたらしい。飛行訓練生が1名、病院へ急送されたが、そのご、死亡。詳細は出てきていない。

 事故は現地時刻で午後2時よりも前に起きた。

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 Dhruv Mehrotra記者による『WIRED』の記事「Security News This Week: Microsoft Deploys Generative AI for US Spies」。
    『ブルームバーグ』の報道によると、マイクロソフト社は、オフラインで起動させられるAIソフトを米国政府のために用意した。GPT-4をベースにしていて、トップシークレットを扱っても安全だとという。このオフラインとは、米政府内のアクセス権のある高官1万人だけが使えるということを意味する。

 従来のジェネレイティヴAIの大問題は、掻き集めて参照するデータ源に見境がなさすぎるために、そこから生成されたモノに、図らずも「政府の秘密」が含まれてしまうことがあり得ることだった。マイクロソフト謹製の米政府用のAIでは、そのような《偶然のリーク》事故は防止ができるという。

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 Defense Express の2024-5-14記事「Ukrainian Drone Knocks Over a Train, Blocking Pathway to russian Arsenal 400 km in the Rear」。
    ヴォルゴグラードの「Kotluban」駅に宇軍の無人機が突っ込んできた。石油タンク貨車×9両が脱線。そのうち2両が炎上。また1両は爆発した模様。

 SNSに出た映像からは、他に、材木や鉄屑を運搬していた貨車も脱線していることが分かる。
 機関車は自重130トンあったという。

 この「Kotluban」駅、じつは、ただの田舎の貨物駅ではない。「57229/51」というナンバーでしか文書に記載されることがない、ロシア国防省直轄のミサイル工廠が近くにあり、そこから製品を積み出すための駅なのだ。

 宇軍は2023-11-16と、2023-11-24にも、この駅を爆撃している。

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 Defense Express の2024-5-13記事「Meet the Ninja: Name of Ukraine’s Largest-Reaching Drone of 1,500 km Revealed」。
    1500km飛べる、有人機改造の片道無人特攻機の名前は「Ninja」だそうである。
 この改造機が、この前、ガスプロムの「Neftekhim Salavat」精油所を破壊した。

 さいしょから無人機として開発されている機体としては「Liutyi」が最近、精油所破壊作戦で名を揚げている。バイラクタルのTB2を小型にしたような全体のレイアウト。
 これに対して「Ninja」はエンジンがトラクター式配置。

 以前に800km飛んでモスクワに特攻したプッシャー式のUAVは、「Bober」という名前。こっちの活動はこの頃、ちっとも聞こえてこない。量産工場が、存在しなかったのだ。それは誰のせいかといったら、乞食坊の戦争指導が宜しくないのである。他国からモノを貰うことしか考えられない天然乞食では国家の運命が改善しないのだ。

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 Sarah Simpson 記者による2024-4-30記事「Sky Power UAV Engines Successfully Pass FAR33 Endurance Tests」。
   スカイパワー社が、UAV用の新型の2サイクル・エンジンを2種類、完成しつつあり。

 製品のひとつ「SP-110」は、45kg~65kgのMTOWの無人機用だ。
 もうひとつの「SP-210」は、60~100kgのUASに適合する。

 ※同社の過去の製品の「SP-55」というのが排気量55cc.だったので、新製品の排気量も想像がつく。日本の最新の原付バイクエンジンの125cc.なら、人体と同じくらいの重さの無人機を飛ばせるポテンシャルがあるのかと空想する。尤も、4サイクルでは非力?

 ※無人機用といえどもきょうびはもはや2サイクルはダメなのかと思っていたのだが、FAAにもしっかり寄り添っているメーカーが、まったくの新品を堂々と出してきた。ゆえに、注目しておこう。

 ※今日あたり、全国隅々の書店に『自転車で勝てた戦争があった』が行き渡ったのではないですかな? 読んで面白かった人は、最寄の地域図書館、または学校図書館に、この話題の新刊を入れて貰おう! また、読み終わった本は職場の図書室に寄贈して、徳を積もう!



自転車で勝てた戦争があった