
信徒発見(1865—The Discovery of the Hidden Christians)
「兵頭二十八による解説文」
こんかいお披露目しますこの1枚「信徒発見(1865—The Discovery of the Hidden Christians)」は、クリスマス向けの企画として Y.I.画伯 に特にお願いし、2025年12月中にAI製作していただいたものです。
西暦1865年3月(慶応元年は5月からで、それまでは元治2年)の長崎でのこの出来事につきましてはウィキペディア等に載っていますので、詳しくお確かめになりたい方は、そちらでどうぞ。
私なりに簡略にまとめれば、こうです。
安政条約を根拠に、日本国内に居留外国人向けの西洋式教会を建ててよいことになったので、1862に横浜天主堂、1864に長崎・大浦天主堂が建ちました。大浦教会を任された2人の神父のうちの一人がベルナール・プティジャンです。
1865年3月17日(西暦)、地元民のふつうの見物人を装った15人ほどの集団(隠れキリシタン)があり、その1人の女がプティジャン神父に声をかけ、じぶんたちはキリスト教徒だと伝えたのが、事件の瞬間です。
ローマ教会にとって奇跡的とも受けとめられたこの驚きの一瞬を、バロック技法の西洋画家たちならば、いったいどう描くだろうかと、私は以前から空想をしてきました。しかし「信徒発見」の画題でネット検索しても、私を満足させる劇的な構図には、ひとつもお目にかかれません。どうも戦前・戦後を通じ、日本の近代画家たちの熱量は低いのだろうと思えてきましたので、わたしが Y.I.画伯 に発注することにしました。
女は神父に次のように声をかけたと、プティジャンが報告書に記しています。「ここにいる私たちは皆、あなたと同じ心です」「サンクタ マリア(ノ)ゴゾオ ワ ドコ(Where is the Statue of the Virgin Mary?)」
私個人は曹洞宗なのですが、奥さんと子どもはカトリックです。12月はプレゼント・シーズンですから、この一枚を、お贈りしましょう。
そして Y.I.画伯。貴男には、きっとローマ教会からの祝福があるに違いない。
令和七年十二月二十日 兵頭 二十八 識