もっと可能性があるNシステム

内地のみなさんはこの季節には一部自動二輪/四輪車の騒音でお悩みではないでしょうか?
 北海道は冬はオートバイどころではなく、高価な二輪車を買っても投資の回収には内地の2倍かかってしまうと計算されるせいか、あまり売れません。まあごく少数の人が夏の間に走るだけです。
 それに比べますとわたくしが以前に住んでいた横浜の国道1号線沿いなんてムチャクチャでしたね。
 集団暴走行為が、シナ人の石投げゴミ投げのように、反政府暴動のガス抜きの役に立っている……といったプラス面は、日本では皆無です。ぎゃくに住民が国家や警察を信じなくなる雰囲気が国じゅう瀰漫するだけでしょう。
 Nシステムやネズミ捕りに、集音マイクも付加すると良いのでしょう。つまりスピードだけでなく、法令に違反する騒音を感知した場合にも映像をしっかり撮影しておいて、後日の検挙の一資料として役立てるのです。
 さて本日、福田和也さんの新刊が届きました。『俺の大東亜代理戦争』(角川春樹事務所)。まちがいなく投票日の前には書店に並んでいるはずですから、過去数年間の日本の政治をてっとり早く振り返っておきたい人は、第三章だけでも読みましょう。
 本書の内容は要するに『マガジン Wooooo!』の何年にも亘る連載コラムを集めたものなのですが、この頃、遺憾にもこの雑誌を読んでいなかったわたくしには一つ発見がありました。
 この文章を書くために江戸落語のテープを聴き続けてきたと思われる福田氏の地道な努力の成果があがってきているのではないかということです。
 継続は力ですね。
 インターネットに没頭している人たちは、長期連続して自分を鞭励する、そういう努力が嫌いな人が多いのかもしれませんが、文章の道に王道は無いです。
 それから、九月の一日、二日。このあたりに出る月刊オピニオン誌では、いわゆる「保守」系の言論人も、「9・11」総選挙について考えていることは一つではないという、興味深い読み比べができるのではないかと、期待をしております。果たして誰の言うことが、いちばん説得的でしょうか?
 そうそう、本日の報道で、岩国沖にメガフロートでNLP用滑走路をつくるという政府のアドバルーンが揚がってました。これは、小泉政権は土建利権は切っていく、鉄鋼メーカーは喜んでください、というメッセージですね。普天間の移転事業がストップしてるのも、なぜか防衛庁施設利権に土建屋勢力が食い込んでいたためで、彼らがメガフロート案を早々と潰しました。防衛庁はいろいろな醜聞をうけて機構改革をしてきましたが、それと連動しているのかもしれません。この間、小泉政権が斥けた政治家たちがいます。彼らと防衛土建利権は結びついていたのかもしれません。