ゴミニケーション

 並木書房さんに問い合わせたら、『予言・日支宗教戦争』の書店店頭発売は3月10日ではないか、とのことでした。
 つまり7日の講演会場の方が、早期に入手できるわけだ。
 SFの侵略パラノイアとはまた別問題で、〈ゴジラに61式中戦車の90ミリ砲弾が効かないわけはない〉と思った人は、過去の日本に居ないのだろうか? 大男が.22口径ピストル弾を何発も喰らったら、無事じゃ済まないでしょ? 比例で考えて、ゴジラにとっての90ミリ砲弾(もともと高射砲で、ドイツの88ミリ砲よりも高エネルギー)も、同じような立派にリーサルな脅威だと思うんですけど。
 ここを誰かがちゃんと突っ込んでいたなら、『ウルトラマン』(ニーチェみたいですね)シリーズはなかった。科学特捜隊の通常火器だけで、巨大エイリアンをなんとかできちゃうから。でも、それでも尚、レムの所謂「パラノイア」の世界まんまで、救いは無さそうです。
 昨日、書き忘れました。だいぶ前に摘菜氏に、「ニーチェの次は法華経の超訳をやったらどうだい」とそそのかしたことがあった。そろそろ、あれを実行してくれんかな~。
 あと、福田先生のいろいろな価値観の基準点も1970年代だったでしょう。だから70年代の特定わかものコミュニティの通用名詞が出てくると、類似と違和感を感じてしまうのですよ。もう2009年ですからね。
 おなじ年寄りでもね、ストーンズを耳にして「カッコよすぎるぜ」と感動して聴き込んだグループと、「こんなの暗くて気が滅入る」と敬遠したグループがいたわけです。音楽に関する人の好みは、ものの見事にバラバラなんだから。そこに、i-podが成功した必然性があった。これを根っから分かってる評論家が、もう呆れるほど少ないね。
 おおっと、高速増殖炉の中性子を軽水で減速したら「高速」じゃなくなるじゃん。困った、困った……。
 こうしたらどうだろう。ナトリウムを、靭強で、決して破れない、熱伝導性が良い耐熱皮膜のペレットに封じ込め、それを軽水の中に、あぶくのように混ぜて還流させるのだ。
 『表現者』(きのう届いた)の今回の寄稿は「南雲忠一」だ。南雲に関していまさら新説なんかあるわけ………と思っていらっしゃる方は、いっぺん立ち読みしてみなせえ。