「携帯学校」を創立しよう!

 かねがね小生は、「高校全廃論」を唱えてきた。今の日本国には、高校は要らない。中学と大学だけあればいいのだ。
 余分で有害な3年間! 呪われた戦後の新制高校――。このくだらない既得利権が、全日本の中学生徒から、健強な独立心を奪い去り、万事に卑屈たらしめ、少数の世界レベルの天才の芽をもまた17歳前にして早々と枯らし尽くして来たのだ。
 のみならず、他国には稀な、終身あらたまらぬ種々の変態キャラクターをこの日本社会にビルトインする、悪徳ビョーキ製造工場ともなっていよう。
 しかし遺憾ながら、余輩の高校全廃論は世論の説得に一向成功しなかった。
 そしてとうとうこの度、貧困限界線の世帯が、高校3年間の家計負担を支えきれないとの予測から、有為の子女の高等教育を諦めてしまう、なげやりの垂直ループを懸念すべき経済景況に、わが国は突入するに至った。
 もはや議論や説得の余暇はなくなったと観ぜねばならない。
 「携帯の学校」(ケータイ高校)が必要である。それしか救いの道はなかろう。
 14~18才くらいの、限界学力少年が、その携帯サイトを一日ながめていれば、三流高校に一日通学した以上の学徳が身につく、そのようなコンテンツを、すぐにも有志教育者が開発し、有志資本家が提供しないならば、今から10年後には、日本国はとりかえしのつかないことになっているだろう。
 困ったことに、わたしは携帯電話を所持したことがなく、今後も所持する予定(予算)が無い。
 そこで、まず、携帯サイトの仕組みに詳しい人で、わたしにレクチャーしてくれる方を探す。ご連絡を乞いたい。
 そのあとで、雑誌記事を書いて訴えよう。
 最初に正しい方向と仕組みを示すことができれば、あとは有志の活動によって、回転が始まるだろう。ちょうど、あの「史実を世界に発信する会」が軌道に乗ったように。
 ……では、30歳代ヒキコモリはどうやったら救済できるのか? そこが知りたい方は、巨大書店ですでに発売中の『予言 日支宗教戦争』を探せ!