ひさびさ「そら玉」実験リポート

 2007年からエンデュランス実験を続けているソーラーライトの最新経過報告です。
 2000円で買った白色球型の寿命が来ました。
 ほとんど点灯しなくなったので内部のニッカド×2本を交換しようとしたら球形ケースが衝撃で三つに割れてしまいました。球形ケースは買ったときは白かったのですが、すっかり黄色く変色しております。どうやら紫外線に弱い安物のプラスチックを使っていたようです。
 廃棄する前に電池をみましたら、2本のうち1本は緑青を吹いていました。基盤は錆びたりしていませんでしたが、電池ボックスのプラス極の配線のハンダ付け部分は、さわった拍子にポロリと取れてしまいました。
 例のイギリス設計の送料込みで5000円もした「ソーラーライト マルチムーン」(イエロー)の白色球形ABSは、いまだに真っ白です。ただ、ネットで確認したら、これはもう売られていないですね。惜しいなぁ。同製品の2つあるうち1つは電池交換(650ミリアンペアのニッケル水素単四×2本を、国産の900ミリアンペアのニッケル水素単四×2本に)しています。もう1つのも、いまだに買ったときのままの電池で、ちゃんと機能し続けています。さすがですよ。
 同じイギリスのメーカーの設計と思しい、ただし、電池は650ミリアンペアのニッケル水素単四(メーカー不明。緑色)×1本だけを使うタイプで送料抜き3990円だった「ソーラーボール グローブライト」(アンバー)は、毎晩機能はしているのですがどうにも暗いという印象があったので、2年も経ったことだし、電池をパナソニックのニッケル水素750ミリアンペアに交換してみました。
 見違えるくらい明るくなりました。これが初期だけの現象なのかどうか、またしばらく様子を見ようと思います。
 電池交換のさい、内部の防湿は完全に保たれていたことを確認しています。また白色ケースは紫外線等ではすこしも劣化している様子がありません。さすがです。
 ただしこっちの製品も、もうネット通販で広告しているところがないようですね。ソーラーライトに関しては、良い製品が市場から駆逐されてしまうという印象を受けます。
 残念です。
 なぜ日本政府はソーラー発電パネルに補助金をつけないんだろうかと思います。
 オーム電機製「ソーラーボール」は、電池交換ができないタイプですので寿命が来るのが心配なんですが、まだ機能し続けています。すごいです。
 これもネットをみたら、ライバル製品が登場していますね。
 でも、あらためて最新の通販のカタログを検索してみたのですが、画期的な新製品が登場していないですね。2年前から本質的な前進が無いなんて……。積雪地専用デザインも登場していません。だらしないぞ北国のメーカーは。
 またネット販売の宣伝文句に、使用電池のスペックが書いてないのが多い。売ってる側に商品知識(というか商品への興味)がない証拠ですよ。大いに怒りたいと思います。
 さて、月刊『正論』6月号は、MD特集みたいになっています。例によってオレ以外の書き手はみんな「北鮮の核弾頭付きノドンが脅威だ!」というコーラス。そんなものあったら見せて欲しい。みんな北鮮が好きなんだね。
 兵頭だけが「北鮮はもう終わった国だからスルーしていて良い。それよりシナの対空母用弾道弾にどう対抗するのか」と呼びかけてます。言論の自由って、ありがたいですよ。