発売日が確定。都内24日です。

 光人社NF文庫『有坂銃』は、本体620円。
 東京都内の書店で10月24日に出るようです。地方ですとこれより数日の遅れがあると思いますので、ご了承ください。
 同日発売の光人社ハードカバー『近代未満の軍人たち』は、本体1700円であります。
 コンテンツは、以下の通り。中味は、初出時そのままではなく、加筆してあります。したがって、連載記事とは違い、長短があります。
上原 勇作
寺島 健
板垣 征四郎
竹下 勇
永田 鉄山
和田 操
小畑 敏四郎
奥宮 正武
田中 静壹
南部 麒次郎
田中 隆吉
末次 信正
梅津 美治郎
南雲 忠一
高木 惣吉
小磯 國昭
米内 光政
樋口 季一郎
阿南 惟幾
森 林太郎
岩畔 豪雄
兒玉 源太郎
畑 俊六
 このオリジナルの連載は隔月刊の『表現者』にてげんざいも継続中です。幸いにまた二十何回かしたら、『2』を出せるのかもしれません。
 たしか今日あたりに出るはずの『表現者』最新号には「大西瀧治郎」を載せています。佐藤源蔵が「Ⅴ-1」情報に基づいて桜花のコンセプトを最初に発想し、それに大西が同意したのです。そしてその相談には年下の有馬正文が早くから関与していたとわたしは疑っています。海軍の特攻の生みの親はこの三人です。Ⅴ-1サンプルの潜水艦輸送が失敗したために、特攻は爆装零戦を検討するしかなくなったのでしょう。佐藤はサイパンで陣没しました。「命令特攻」散華第一号は有馬の陸攻クルーだったとするのが今では正しいだろうと思います。
 いや~、しかし本土決戦が生起していたら、沖合いの米空母から、コピーのⅤ-1が雨あられと飛来していたんですなぁ……。日本の工場は、鉄製のⅤ-1を、ちゃんとコピーできただろうか?
 レイテ戦以前の特攻思想に興味のある人は、「読書余論」2009-10-25配信号(200円)も是非チェックしてください。