週末は書店へ! 24日『近代未満の軍人たち』『有坂銃』発売。

 東京都内の一部のマニアックな書店が早いと思いますが、公式店頭発売日は10月24日(土曜日)となっております。地方の書店に出回るのはそれから数日遅れになりますので、どうぞお気をつけ下さい。
 光人社『近代未満の軍人たち』は並装丁で戦記コーナーにあるでしょう。
 光人社NF文庫『有坂銃』は、文庫のコーナーで見付かると思います。背表紙の「ひ」で探していただくと、『たんたんたたた――機関銃と近代日本』も併せて手に取って御覧になれますでしょう。
 しかし『近代未満の軍人たち』の表紙カバーのデザインは困ったもんです。これでは、たった12人の軍人しかコンテンツには無いかのように見えてしまいます。裏表紙カバーに、残りの11人(梅津、南雲、高木、小磯、米内、樋口、阿南、森、岩畔、兒玉、畑)の写真と姓名が配置されているのですけれども、インターネット通販の画像では、裏表紙カバーなんて誰も見えやしないんですからね。せめて帯で「23人の」と明記しておいてくれたら分かりやすいのに、そのフォローもしてくれてないのか……。老舗であるために取次店との関係で、掛け率や発売日などの有利な既得権をいろいろ持っていらっしゃっる出版社さんは、書籍をインターネット経由で売る意欲はイマイチ稀薄なのかも知れません。
 さて、『有坂銃』がNF文庫化された今、戦前造兵三部作の第3弾である『イッテイ――13年式村田歩兵銃の創製』は、続いて文庫化されるのかどうか、が、気になるところです。これは、ひとえに『たんたんたたた』と『有坂銃』の売り上げ次第なのであります。皆さん、お近くの図書館で積極的に購入リクエストカードを書きましょう。