月刊『正論』1月号51ページの誤記のお詫び。

 店頭では明日発売の2010-1月号です。下段の6~7行目、「純燃料電気車が」とありますのは、正しくは「純然電気車が」の誤りですから、ここで訂正して、お詫び申し上げます。
 どうも、校正さんは「純然」は何かのまちがいである、と思ったらしいな……。「ハイブリッド」の意味を解するなら、その反語的強調なのであると見当がつく、と思うのは甘いのか……?
 まあオレも49歳になったので、だんだんと細けぇこたぁどうでもよくなってきました。他の記事を見ましょう。1月号には面白い記事が幾つかあるようだ。
 まずは、オレが函館に引っ越すときに〈観光ツアー片道便乗〉という奥の手を考え出してくれた適菜収氏が、一本記事を書いているじゃないか。嬉しいね。
 おおっと、ライフルをとりあげられてしまった「かの・よしのり」さんはシナ軍のパレード取材を敢行していたのか。ご活躍の趣き、大賀に存じます。最後の銃猟で仕留められたエゾシカの肉は、おいしくいただきましたよ。
 清谷信一さんも有意義な記事を寄稿していますね。面識がないんだけれども、頑張ってください。良い仕事だと思います。
 ところで、わたしの今の問題意識は、シナ軍でもなければ、核武装でもない。空自の次期戦闘機でももちろん無い。これらはすべてもう古い。はっきりいってどうでもええやん。
 エコテクです。これからは。まず12月の後半に並木書房さんから出す予定の『もはやSFではない無人機とロボット兵器――エコ軍備の最前線』にご注目ください。
 その後もしばらくは、この辺を、メインテーマの一つにするでしょう。
 ちなみに12月18日の東京での講演の演題は「省エネルギー兵器の動向とロボット軍時代の国際道徳」です。これも請うご期待!
 詳しいことは、JSEEOのHPを見てくれ。
 (そういえば桜林さんの発起人就任挨拶はもう載ったかな?)
 あと旧聞ですが、ASIAN DEFENCE の Ajay Banerjee 氏の記事によれば、シナは10月中旬に東風31A(Aは車両移動式)の試射を、 Wuzhai space centre in Shanghai province でやったらしいですな。いったい、どっちへ発射したんだ?
 ※おそらくインドの中距離BMの夜間演習は、これへの対抗宣伝だったんだろな。
 記事によると、東風31には、固体燃料の燃焼室とブースター・ケースを分けるシーリングに弱点があったのだが、解決されつつあるとか。